メンタルの強い人?弱い人?

メンタルの強い弱いって、けっこう一般的に語られるけども、
本当はメンタル弱い人や強い人が居たりはしないんだと思うんだよな。みんな同じように傷つくんじゃないかね?
あえて言うなら誰もが同じように、弱い、かな?
体の傷と同じように、誰もが同じくらいの強度で怪我をするのだと思う。

ではどうして強そうな人がいるのかってことだけど、
メンタルが強く見える人っていうのは、だいたい次の3つのパターンに分かれると思う。

1.傷ついているけど、それを無意識の深くに押し込んで忘却・自己暗示する。「わたしはだいじょうぶだいじょうぶだいj…」
2.怪我を察知して、傷の深さを最小限にとどめている。「嫌な予感がするからほどほどにして、いつでも逃げられるようにしとこ…」
3.自分を幸せにするのが得意で、つまり傷の治りを早くできる習慣がある。「めっさ傷ついたけど、納得したし前に進もう」

そんなとこだろう。
当然ながらというか残念ながらというか、この3つのタイプのうち、一つ目が圧倒的に多いように見える。傷ついてるんだけど、自分に嘘つき続けて、「心の底では泣いてるんだけど顔は笑顔」ってかんじ?実際こういう人をケアしてると、笑顔で話してるのにいきなり涙があふれることがよくあるのよ…

だからほとんどのヒトは、傷つきやすいか、傷を(治らないまま)忘れやすいか、ということになるかな。
コレがよく言われる表面的な「強い・弱い」の奥で起こってることかと。
あと2つを得意とする人ってあまりいないよなぁ。

ほんで体の傷と違うポイントでもあるけど、
一つ目の人は、傷が痛いはずなのに、更に深くえぐる行動に出るか、別の傷つくって誤魔化そうとする、というバリエーションがあるんだよな。男女関係で起こりやすいよね。
まるで治すことを拒むかのように、無意識のうちにどんどん自分を傷つける…
ちなみに、多分フロイトにはこれがすごく不思議だったんだ。心理学の原点だね。

だから、例えば「あの人はメンタルが強い(から大丈夫)」とかいう言い方がけっこう普通にされるけども、ほんで平気でそいつを使い潰したりする社会だけども、
そういう人間観ではなかなかお互いつらいし、ある日突然限界がきて壊れちゃうんだよね~

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