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通勤からの離脱

みんなが黙々と通勤している事に違和感を感じていた。「なんで働いているんだろう?」「なんでこんな混雑の中、黙々とみんな目的地(会社)に向かう事に違和感を感じないんだろう?」「なんで淡々と通勤できるんだろう・・」
会社で働くことが当然、通勤する事が当たり前のように感じていた自分だったが、いつの頃からか疑問だらけになった。


意思のないロボットのように…

混雑している駅は、感情のないロボットが歩いてるよう。多くの人が淡々と黙々と歩いている。通勤ラッシュの大波の中で、当たり前のようにただ前の人の後をついて歩く。電車の中も同じだ。たくさんの人が疲れきったように目を閉じてうつむいている。心が此処にない状態でかろうじて通勤していたり、「仕方ないから」「みんな働いているから」と心で呟きながら憂鬱そうにしている。たくさんの人がぐったりとして、まるで灰色の雲をまとっているように感じた。もちろん、意気揚々と職場に向かう人もいるのだけれども、大多数の人が疲れ切った様子に見えていた。


通勤時間帯による違い

勤務時間を変えてから、時間によっては車内の空気感が違う事に気づいた。一般的に通勤ラッシュ時の層は以下のような感じ。

①学生が多い時間帯
②学生と社会人が半々ぐらい
③ほぼ社会人

以前は③のほぼ社会人の時間帯の通勤だった。
この時は、先ほど述べたように本当に周りの空気が淀んでいるようにしか感じられなかった。
みんな声には出さないけれども
「行きたくない」「疲れているけどしょうがない」
「生きてくためには働かないといけないから、仕方ない」「通勤する事(会社で働く)が当然なんだから我慢するしかない」
半ば人生に疲れ果て、将来への希望とかそんな夢のようなものは遠いどこかへ置いてきて、思い出す気力もなく、ただ淡々と日常をこなしている人が多いように感じた。



通勤時間を早める

始業時間を早める事により②の時間帯に通勤する事になった。同じく車内は満員なのだが、学生が多い。学生はなんだか元気で、わけもわからないことで笑う姿、楽しそうに友達同士と話す姿を見ていると、きっと未来に夢や希望をたくさん持っていて、自分には明るい未来がこれから広がっている・・って希望にあふれている元気玉がたくさんあるように感じた。これほどまでに空気が違うんだな・・。
だから同じ満員電車でも疲れ方がぐっと違う。
私がそう感じているだけかもしれないけれども、子供達、学生のパワーは私に元気を与えてくれた。キラキラして見えた。大人はみんな疲れ切っている中で、元気にはしゃぐ姿からは無限のパワーが溢れ出していた。


自分を取り戻すために

通勤だけで疲れてしまう人は、きっと周りの重苦しい「気」を感じ取っているのかもしれない。その空間にいるだけで洗脳されたように、同調するように自分もズドンと重たい気持ちになってしまう。そしてそれが当然の事、自分ではどうしようもない事だと思ってしまう。

もし、この気持ちを少しでも抜け出したいのならば、通勤時間を学生の多い時間帯にすることをお勧めしたい。もちろん、混雑する時間帯を避けるのがベストだと思うのだが、それが無理な場合は、せめて層を変えて、元気玉いっぱいの学生がいる時間帯がいい。疲れている自分の状態によっては、はしゃぐ姿が気にいらない時もあるかもしれないけれども、その元気な状態が本来の自分だったことを思い出してほしい。そして彼ら彼女達から元気をもらってほしい。
通勤時間を変える事が難しい場合は、周りの影響を受けないようにしっかりと自分をガードしたい。好きな音楽を聞いて気分を良くしたり、自分が元気玉に守られている図を想像したり。決して周りの空気に飲まれないように、自分をしっかり持って通勤してほしい。


脱出する一歩

「会社を辞めたい」「自分らしく生きたい」そう思っても、経済的な理由などで「すぐに仕事を辞める」という自由な環境に移れない人もたくさんいると思う。でも諦めないでほしい。自分の人生は「自分で作っていく事ができる」って希望を捨てないでほしい。

そのために、まずは働く上では避ける事ができない通勤を、少しでも快適に過ごせるようにしたい。
それには上述したように、通勤の際の周りからの影響を抑えることを試してもらいたい。さらに道端の花壇に目を向けたり、空を眺めたり、そんなふうに些細な事でいいので、気持ちに余裕を持って少しでも楽しい気持ちで通勤してほしい。
決して、通勤地獄に陥って本来の自分のパワーを失わないでほしい。「どうせ私はこんな毎日なんだ。みんなも同じだからしょうがないんだ」って周りの意識に飲み込まれないでほしい。



「ある」を意識する

「働くのが当然、通勤が常識」と言われている今の世界で、本来の自分を思い出すために、少しでも自分を幸せな気持ちにさせてあげたい。
「働きたくない」「嫌だ」と、「ない」や「マイナス」な面にばかりフォーカスをすると、どうしてもそのような現実がやってきてしまう。だから、できるだけ現在の「ある」に注目して自分を満足させてほしい。
「お金をもらえる仕事がある」「通勤できる元気な体がある」そんな前向きな気持ちで心地よく過ごす事を試してほしい。ほんの些細な「ある」に気づいて、満ち足りた時間を多く持てるように。
「今日は楽しく仕事ができて笑顔が耐えない1日になる」そんな空想をしながら通勤してもいい。そして、これをできるだけ毎日続けてほしい。

そうすると「どうせ仕方がない」「自分には現実的に考えて無理だ」と諦めかけてた人生に「こうなりたい。変えていける気がする」という強い望み、子供の頃のような夢を思い出せる時間が戻ってくるはず。諦めかけてた自分、流されていた自分に気づき、本来の自分へ進みたいと言う力が戻って来る。


小さな望みを叶える

そして毎日、自分の心に素直に向き合って小さな希望を叶えてあげる。
「コーヒーがいい?紅茶がいい?」「パンがいい?ご飯がいい?」
そんな小さい事からでも、いつも自分の気持ちに問いかけて感じ取って実行する。「今」を意識する。これを繰り返す。
そして「ない」にフォーカスしそうになったら「ある」に気持ちを向けるように切り替える。

この繰り返しをしていれば、自然に新しい道ができる流れがやってくる。それも丁度良いタイミングで。現在の「嫌でも働くのは当然」と言われているこの奇妙な社会から飛び立って、自分の夢をかなえる人生へと繋がる道が現れるはず。


私は仕事を辞める度胸がなかったのだけれども、上述した事を繰り返しているうちに、急に退職を選択する出来事が起こった。
詳細は以前の記事に書いたので、興味があったら読んでほしい。

道が開けたと思った。自分一人では作れない道が、何か見えない力を借りてキッカケを作ってくれたんだと思った。これで自由になれると思った。自分の人生を生き始められると思った。

この決断が正解か不正解かなんて、誰にもわからない。今はまだ「自分プロジェクト」模索中の私だけれども、思う存分に自由な時間を「楽しんで生きている」事だけは確かなんだ。


最後に

もし、現状に違和感を感じているけれどもすぐには動けないという人がいたら、上述したように「今」に注目して「ある」に意識を向ける生活を続けてほしい。どんな小さなことでも。そして自分を認めて信じてあげていってほしい。そうすればきっと「出来事」が来るべき時にやってきて、あなたを自由な方向へと導いてくれるはず。だから信じて続けていってほしい。

この世は自分の現実創造。そして世界はミラクル。
自分が作り出す世界が、楽しい世界になるように、日々、小さな「ある」に感謝していきたいと思う。



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