自己肯定感について

現在大学3年生

周りの友達がインターンの話をするたびに焦る心

そろそろ就活のことを考え出さなきゃいけないらしい。何から始めればいいのかわからず、とりあえず自己分析講座なるものに参加してみた。

小さなオフィスに集められた6人の女子大学生

自分1人で行う自己分析とは違い他者との比較や意見交換の中で自分の特性がだんだんわかってくる。

中でも私が特に気になった女子大生がいた。

自己肯定感があまりにも低いのだ。

彼女が短所として紹介したのは締め切りがないとダラダラしてしまうという点。裏を返せば締め切りは絶対に守るという長所になると思った。

だが、彼女は本気でそこを悪い点と捉えているらしかった。

他にも、私が悪いんですけど、、、という言葉を口癖のように使っていたのが気になった。

極め付けは学生に振舞われたドーナツ。確かに人数分頼んだはずなのに店側の不手際か一つ足りなかったらしい。それに気づいたのは講師が彼女に向かって、「ドーナツある!?」と声をかけたときだった。

繰り返し大丈夫ですという彼女を見て信じられない気持ちになった。もし自分だったら真っ先に言ってしまう。「私のドーナツないんですけど!!」

もしかしたら食い意地の問題もあるかも知れないが、そのときにああこの人は本当に自分の価値を低く見ているのかもしれないなと思った。

初めは彼女を励ましていた。締め切り守れるだけですごいですよ。ストイックなんですね。もう少し自分に優しくてもいいんじゃないですか?

しかし徐々に面倒になってくる。励ますのが。彼女の自己評価が他者からの評価にも影響を与えているのがよくわかった。

前述のドーナツ事件どうなったかというと、大丈夫という彼女の言葉に全員そうですかと頷き、それぞれのドーナツを食べたのだ。

本人が言ってるし、、、という空気感の中に確かに感じた。彼女の価値の低さ。いくらでも手はあったように思う。販売店に電話をすることも近くのコンビニでスイーツを買ってくることもできた。しかしそれらの対応が行われなかったのは彼女の出す空気感も関係があるのではないかと感じた。

自己肯定感の低さは他者からの評価にも大きく影響する。それを痛感した出来事だった。

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