Pippi

好きな場所は、美術館・映画館・眺めが良いところ。空が近い所も好き。 音楽は、元気づけら…

Pippi

好きな場所は、美術館・映画館・眺めが良いところ。空が近い所も好き。 音楽は、元気づけられる歌詞や優しい曲が好き。 景色を眺めながら移動できる、乗り物が好き。 いつもと違う景色が見られる旅行も好き。だけど、いつもの景色も好き。 こんな感じです。

最近の記事

🎸 ピンクのギター

 映画『 ぼつち・ざ・ろっく! 』を観たら、ライブに行った頃の 自分を思い出した。懐かしい。 そして、友だちAちゃんの話を思い出した。  私たちがまだ、20代の頃。1980年代後半の話。 Aちゃんは職場で、Kちゃんと出会った。そして、仲良くなった。 Kちゃんは、背が高くて美人で、オシャレだった。 小柄のAちゃんとKちゃんは、一緒にいるとデコボココンビだった。  Kちゃんは、今で言う『推し』のバンドがあって、 そのバンドのライブに行くため、活動を応援するため、 就職をしたと、

    • 『 ぼっち・ざ・ろっく! 』

       映画を観るために、久しぶりに 光の森 へ行った。  家族の勧めで、アニメの劇場総集編『 ぼっち・ざ・ろっく! 』を観た。 かわいい女の子、4人組のロックバンドの話。 バンド名に、ちょっと驚いた。『 結束バンド 』。 おもしろい。 人見知り激しい『 ひとり 』ちゃんは、とってもギターが上手い。 ギターのおかげで、友だちも出来たし、念願のバンド活動も出来た。 『 ひとり 』ちゃんとメンバーのこれからと成長が、楽しみ。  そして、ライブに行った頃の自分を思い出して、懐かしかっ

      • 『ミセス・クルナス VS. ジョージ・W・ブッシュ』

        電氣館  久しぶりに、電氣館で映画を観た。 この映画館では、名作だったり、渋い映画だったり、 個性的な映画を上映する。 決して大きな映画館ではないけれど、常連客に愛されている。 そこで上映されている この映画は、主役は母親だし、実話だし、 ぜひ観たいと思っていた。 映画の感想  ドイツにトルコ人の家族が住んでいる。 2001 年 9 月 11 日 アメリカ同時多発テロ の1ヶ月後、長男が突然 、旅先で逮捕される。タリバンと疑われたのだ。 いつも通りに働く父と、兄を思う弟

        • 『 気にしない 』 と 『 放っておく 』 私の場合

           『 気にしない 』ことのススメ。 少し前に、ある本の見出しで見つけた、フレーズだった。 試してみた。 嫌な事があった時、「 気にしない 」と心の中で、繰り返してみた。 だけど私の中で、嫌な事を無かった事には、出来なかった。 コレは、私にはしっくりこないと思った。  すると今度は、『 放っておく 』という言葉を、見つけた。 同じ意味のようで、何かが違う気がした。 確かに嫌な事は存在した。だけどあえて、放っておく。 自分の意思で、そうするのだ。 私には、こちらの方がピッタリだ

        🎸 ピンクのギター

          梅雨の季節の出来事

          父の命日  もうすぐ、父の命日がやってくる。 毎年、雨がひどく降った。 どしゃぶりの雨の中、集まってくれる親戚に、申し訳ないぐらい。 そして、『 雨は空の涙。空が、一緒に泣いてくれている 』と、 私が思えるぐらい。 とにかくずっと、雨だった。 父の財布  父の財布が、だいぶくたびれている事を、私は知っていた。 父の日には、新しい財布を、用意しようと思っていた。  しかし、そうするよりも先に、父が緊急入院した事を知る。 突然の交通事故だった。 父は、すぐに大きな病院に移

          梅雨の季節の出来事

          還暦同窓会 🐟 その2

          同窓会の案内看板   会場は、天神の中心から、少しだけはずれているものの、  若者で賑わっている街だった。  そこは、私には不慣れな場所だった。   「 そう言えば、ココの場所って、すぐにわかった?」  誰かが切り出した。  なんとかわかったよって、みんなが答えた。  そして、案内の看板の話になった。   いろんな所から参加者が来るからか、会場のビルの1階 道沿いに、  同窓会委員の1人が立っていてくれた。ありがたいねー。  その人に声をかけられ、お互いに同窓会の参加者

          還暦同窓会 🐟 その2

          今が旬 ♡ とうもろこし

           とうもろこしの季節がやってきました。 近くのスーパーに、1本 155 円(税別)で、売っていました。 もちろん、広告の品ですけど。 子どもが小さい頃は、大きな鍋を出して、たっぷりの湯を沸かし、 それで塩茹でしていました。 黄色が、鮮やかになっていく様子に、見とれたものです。  あるとき私は、大原 千鶴さんの『オーブン焼きとうもろこし』のレシピに 出会います。 もともと、大原さんのレシピは、素材を活かすシンプルなもの。 魅かれるものがあって、大好きでした。  そして、この🌽

          今が旬 ♡ とうもろこし

          還暦なので 『 厄よけ祈願 』 をする

          太宰府天満宮へ   還暦を迎えて、人生最後の『 厄年 』となった。  子どもの頃から、『 初詣 』と言えば、太宰府さんだった。  『 学問の神様 』でもあり、人生の節目節目で、お世話になっている。   太宰府さんは、観光客や受験生で、いつも賑わっていて  近頃では、外国からの参拝者も増えている。  娘の厄年の時、夫の時、『 厄よけ祈願 』をした。   今年、いよいよ私の番だと思っていたのに、都合が悪くて  初詣に行けなかった。  それでも、なんとかスケジュールを調整して

          還暦なので 『 厄よけ祈願 』 をする

          世界文化遺産 『万田坑』 のススメ

          世界文化遺産になった三池炭鉱 [ 万田坑 ]  2015 年 7 月 万田坑は、ユネスコ世界文化遺産に登録された。 熊本県荒尾市にある万田坑は、佐藤健主演の映画『 るろうに剣心 』の 撮影が行われた場所でもあり、話題を集めたままだ。  万田坑ステーションの中には、資料展示コーナーがあり、その片隅に、 映画『 るろうに剣心 』のポスターや、俳優 江口洋介の衣装が、飾ってあった。 佐藤健 と 江口洋介 、どちらも大好きな俳優なので、嬉しかった。  じっくりとまわったら、1時間

          世界文化遺産 『万田坑』 のススメ

          今、伝えたい 『 悲しい記憶 』 

          訪問者  ある日、父方の親戚だという夫婦が、我が家を訪ねてきた 事がある。私がまだ、子どもだった頃の記憶だ。 ふたりとも、どこか品がある、優しそうな感じだった。  私は挨拶をした後、自分の部屋へ入った。 しばらくすると、ふすま越しに話が聞こえてきた。 「 もう、どれくらいになりますか? 」 母親が、話しかけていた。 すると、奥さんの すすり泣き が聞こえてきた。 ふたりは、ひとり息子について、ゆっくりと話し始めた。 そして、『 あの日 』の事も。  親孝行だった、ひとり息

          今、伝えたい 『 悲しい記憶 』 

          還暦同窓会 🐟 その1

          高校の『 還暦同窓会 』が開催される  卒業して、42年 ? ホントに?  そんなに年月が経った?  え?じゃあ、私って何歳なの?  あっ、60 歳で 『 還暦 』だったわ。  なぁんて、そんな感じで気持ちを上げてみた。  そして、 『 学年の同窓会 』というイベントに、初めて参加した。 そういえば、卒業した高校は男女共学だった。  1年生の時は、たしかに教室には男子がいた。  2年、3年は女子クラス(じょくら)だった。  学年では、コースが分かれていた。  たしか、

          還暦同窓会 🐟 その1

          父が姿を変えた『 見守るハエ 』

           まだ結婚もせず、実家で暮らしていた頃。 病気で、長めにふせっていた事があった。 仕事も1ヶ月ぐらい、休んでいたと思う。  その日も、起き上がれずに寝ていたら、突然ハエが現れた。 私の周りをグルグルと飛んでいた。 不思議だった。 どこも窓は開いていない。 どこから来た? 私は、直感した。 父だ。 私の様子を見に来たんだ。 薄目を開けて、あらためてハエを見た。 自分の部屋に、ハエがいる。 その時は、不思議とイヤな気はしなかった。 そして、しばらくするとハエは消えた。  私

          父が姿を変えた『 見守るハエ 』

          はるちゃん と ハルさん

          亡くなった父親は、『 はるちゃん 』と呼ばれていた。 亡くなった祖母は、『 ハルさん 』と呼ばれていた。 妊娠中の私は、2人に見守られていたいと思った。 お腹の子どもに話しかける時は、『ハルちゃん』と呼んでいた。 とにかく無事に、生まれてきて欲しかった。 そして、元気な女の子が誕生。 生まれた子供の名前が決まった時、 「 あなたは、今日から『 ひまり 』ちゃんよ。」と話しかけた。 すると、おとなしく抱っこされていた赤ん坊が、思いっきりのけぞった。 まるで、「

          はるちゃん と ハルさん

          気になる話 ☕️ マダム編

          庭園が見えるカフェ  都会にあるタワービルに入って、エレベーターで上層階へ。  緑がまぶしい、美しい庭園。  お茶を専門とするカフェ。  ガラス越しに庭園を眺めながら、席が空くのを待つ。 窓側の席  順番がきて名前を呼ばれ、店内へ案内された。  カウンターの席か窓側の席を、選べた。  カウンター席では、間近で抹茶を立てる過程が見られるらしかった。  それでも、やはり奥の窓側が良かった。  窓側は、まぶしいぐらい明るかった。  席に着いて、しばらく外を眺めていた。  すると、

          気になる話 ☕️ マダム編

          ツバメ

           伯父が亡くなった。 私は、話をした記憶は無かったが、おとなしくて優しそうな人だった。  伯母は、伯父のことを話す時、さらっとノロケるのだった。 たとえ、大きくなった孫がいても、『 好き 』な気持ちは、変わらないんだなぁと思って、私は聞いた。  葬儀に参列できなかった私は、少し時間が経ってから、伯母を訪ねた。 広い庭がある大きな家に、伯母は1人で住んでいた。 立派な仏壇に手を合わせ、居間にいた伯母と話をした。  いつもだったら、大きな目をクリクリさせて、早口で話す伯母が、

          ツバメ

          蛇イチゴ

           キツネのボタン、ペンペングサ、シロツメグサ、ツユクサ、蛇イチゴ。 子供の頃、通学路に空き地に公園と、沢山の野草が身近にあった。  ある朝、通勤路で『蛇イチゴ』を見つけた。 道端に広がる、見覚えのある葉っぱ。 花は、残念ながら枯れていた。 でも、あの毒々しい赤い実は、見られるかもしれない。 出勤の時は、そう気にかけながら、歩いた。  しばらく経つと、ポツポツと赤い実が見られた。 そして、どんどんと広い範囲で、たくさんの赤い実が姿を見せた。 私は、道端にしゃがんで、写真を撮

          蛇イチゴ