がんばれ、マツウラさん!~新人奮闘記~
昨日は、いろいろ思うところがあって
感情的なnoteになってしまった。。
コメントやいいねくださったかた、ありがとうございました(泣)
今は、コロナでナースさんみんなマスクを着けている。
わかるのは目元のみ。
化粧にうといオットは、正直若手ナースさんの区別がつかない。
そのオットが唯一、
「俺、マツウラさん無理かも」と割と入院初期から訴えてきた。
割と態度が塩対応なうえに、技術も乏しい。
一番つらいのが、オットは自力で座った状態から寝れないので、
補助してもらわないといけないのだが、
ホラヨっ!っと補助してくれた後、
「ちょ!!もう少し奥に…!」と言う暇がないくらい
さっさと居なくなってしまうらしい。
たまに、「いや、もうちょっとこうして…」とお願いしても
あまり意図が伝わらず、
体制を直せないオットは、そのままフィットしない姿勢でいるため、
この数日で腰を痛めてしまった。
そして今朝も、同じくうまく起こせなくて、
再び腰に激痛が走ったオット。
さすがのマツウラさんも、まずい、と思ったのか
か細い声で、「ごめんなさい…」という。(たぶん、初謝罪)
温厚なオットもそろそろ辛くなってきたようで、
今日担当についてくれたのが、主任のベテランナースだったため
ちょっと相談してみるか。。と、夫婦で話していた。
すると
なんと、通常主任一人担当のはずなのに
あえてマツウラさんを連れてきた…!!!
どうやら、マツウラさんの教育担当がこの主任だったらしい。
(この主任はやたらと新人を連れてきては
いろんな練習をオットでするらしい。笑)
普段は阿吽の呼吸で、オットの姿勢を直す主任だが、
あえてマツウラさんの前で
「オットさん、今からベットに寝かせますね。
支えるところは首と腰でいいですか?」
「腰の位置はここで大丈夫ですか?寝返りは打てますか?」
「枕の位置、低くないですか?あげましょうか?」
と、一つ一つ確認の言葉を入れながら介助してくれた。
もちろんオットの、「大丈夫です」の言葉を最後まで見届けて。
オットも、私も10年以上教育関連の仕事をしてるので
「仕事とは」「指導とは」という話をよくする。
マツウラさんの仕事は、ずっと「作業」だった。
ただ、横になれない人を寝かすだけ。
主任はきちんと、「仕事」を教えていた。
自力で座れない、寝れない、という人が
どんな姿勢でいると楽か。
肩が上がらず、高い位置に手が届かない人が
何に困っているか。
その人目線に立って想像する。
その仕事は 誰のための、何のための仕事か、本質を知る。
だから応用ができる。
これは、どの仕事にも共通することだと思う。
その後、オットは何度かナースコールを呼んだらしいのだが、
マツウラさんは必ず、もう一人補助をお願いして、
ナース2人がかりで起こしてくれるようになった。
オットは
「どこも痛くなかったです。楽になりました。ありがとう。」
と とても感激し、感謝の気持ちを言ったそう。
そしてマツウラさんは、めっちゃ嬉しそうだったらしい。
一人でできないことは、助けを求める。
きっとこれも、主任さんの指導だ。
後から、ふらっと主任がきて、マツウラさんのことを
いろいろとオットに話したらしい。
(オットが教師だと知っている)
わりと新人のナースさんで、今コロナで仕事の負担が増えて
残業も多くいっぱいいっぱいになっていること。
いっぱいいっぱいになると、つい態度にでてしまうこと。
いろいろ同時に抱えるとパニックになりがちなこと。
どうやら、昨日とても大きいクレームが別の患者さんからあったらしく
ひどく落ち込んでいるらしい。
…そら、怒られるわな。笑
主任の背中を見て、育っておくれ。。!
がんばれ、マツウラさん!
私も長らく新人教育をしてきたので、
昨日までモヤモヤしてたのに、応援したい気持ちになってしもーた。
いろいろあるけど、指導を素直に取り入られる子は、大丈夫。
あとは継続できるか、やな。
根っからの教育人のオットは、
これからきっとマツウラさんの成長を私に毎日報告してくるだろう。
腰は痛いけど、マツウラさんの成長に貢献できたなら
きっと本望だっただろう。
オットは、そういう人なのだ。
そして、主任は入れ替わり立ち代わり、
オットの元へこれからも新人を送り込んでくるに違いない…!
サポートありがとうございます。 大好きなオットのために、使わせていただきます🙏