見出し画像

楽しさに体当たりする

最近、他人の声が気になるようになった。
(ここでいう声とは、意見ではなく音としての声)

心地いい声の人と話していると、
良いものを持って生まれた人だなぁ、
才能豊かだなぁ、と思う。すごく羨ましい。

というのも、私は自分の声が好きじゃない。

以前、営業職に就いていた頃、プレゼンテーションの機会があり、練習のために自分の声を録音して聞いたところ、自分の声に愕然とした。

聞くのが嫌だなぁと思いつつ、自分の声を聞きながら色々と分析してみたところ、
どうやら私は、こんな特徴があるようだ。

喉から声を出している(長時間話してると結構疲れる)
口をあまり動かさずに発音している(学生の頃の中国語の先生が、日本語は中国語と違って口をを動かさなくても話せるから中国語を話すのに苦戦するって言ってた)
抑揚がない、一本調子で話している(普通に話してても怒ってるみたい)

どうすれば、理想の声にたどり着けるかはわからないけど、
なにか改善するための行動がしたいなぁと思って、
友人を誘ってラジオ放送風に話した会話を録音してみた。

これが思ってた以上におもしろかった。

特に台本もなく、テーマも決めてなかったにも関わらず、途中で音楽配信を入れる風の会話も入れたりして、約15分間、ポッドキャストの素人配信並みの会話ができた(と思う)。

友人は私と違って、会話に瞬発力があって、しかも声質が良いので、聞き心地がよかったし、そこでそうやって会話を広げるのか…等、学びもあってとても刺激的な時間になった。

友人もすごく楽しんでくれたみたいで、またやりたい!と言ってくれた。私としては「ラジオのパーソナリティごっこしたい!」という、急で意味不明な提案にすぐさま乗ってくれること自体がありがたかったので、喜んでくれたことが本当に嬉しかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

会社を辞めてから、どうでもいいことを心から楽しめるようになった。

こうやって、noteに記事を書いていることも、毎日何もせずにぼーっと過ごしていることも、変な時間にファミレスでご飯を食べて学校帰りの女子高生の会話を聞くことも、知らない人に道を聞かれることすら本当に楽しい。

今日も、マクドナルドで女子大風のお姉さんに声をかけられて、『何事!?』と思ったら、「ニット、表裏逆ですよ」と言われて、そそくさと帰宅したことも楽しかった。

周りの友人が結婚・出産という人生の転機を迎える年齢に、私は会社を辞めてニートになった。

しかも、先のことは何も考えていない。

でも、これからの人生は絶対に楽しく働くっていうことだけは決めている。お給料を我慢料にしない。

私は私を使って、社会に何を発信・提供したいだろう。誰のどんな問題を解決したいだろう。

そのことだけを、毎日毎日考えて、

一歩ずつ、少しずつ自分の理想に近づきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?