恐竜とアイドルと私と。
恐竜って不思議な魅力があると思いませんか。
大きくて、いろんな種類がいて、何億年も地球に生きてた。けど今はいない。
日に日に研究が進んで、少し前まではわからなかったことがわかったりしてるけど、それでもまだまだ未知。
なぜか最近になってそんな恐竜に魅了されて、AmazonプライムでBBC制作のドキュメンタリーを繰り返し見ています。
捕食シーンなんかも結構リアルでちょっとグロいなぁって感じることもあるんですけど、「こうやって食物連鎖があるからこそうまく成り立ってるんやなぁ」とか「子どもが大人になるってすごい大変なことで、素晴らしいなぁ」と思いながらみると、なかなか感慨深く見れます。
知恵で戦うものもいれば、数で戦うものもいる。
最強と言われている肉食恐竜であっても、無敵なわけではない。食うか食われるかで戦った末に、肉食恐竜が傷を負って負けることもある。
やっぱり100%の生き物なんていないし、完璧完全じゃないから、魅力的だと感じます。
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思い返してみると、私は人間の好みも、映画や趣味も全部、
「完璧ではないもの」が好きです。
どこかに弱さがあったり、人間臭さがあったり、そうゆう気配がするものにすごく敏感。
自分自身が不完全で弱いものだと思っているので、そういう人やモノの方がすぐに共感できるし、理解しやすいのかな。
1年半前ぐらいからハマっている女性アイドルもそういった理由で好きです。
私は彼女たちに100%は求めていなくて、日々成長していく姿や、楽しそうにしている姿、一生懸命目の前のことに向き合っている姿をみているだけで満足なんです。
歌やダンスにプロフェッショナルを求めるのであれば、アイドル以外を応援した方がいい。顔面偏差値の高さを求めるのであれば、モデルでいいじゃない。
アイドルは、可愛い子が歌って踊って、「自分」というコンテンツをどう活かすかを試行錯誤する過程を見せてくれるから良いんです。
”過程を応援させてもらえる”
それがアイドルの最大の魅力だと私は思っています。
逆にちょっと苦手だと思うのが、ディズニーのアニメーション。
あれも主人公の成長とかを描いているとは思うんですけど、私にしたらすべてがキレイすぎるように見える。
「前向きに!」「さぁみんな踊って~!」という感じが、押し付けられているように感じてしまう。
キラキラ星人怖い。
私ならそこで歌わないなぁとか、いちいち物語以外の感情で立ち止まってしまう。
けど、1つだけすごい好きな作品があります。
『ムーラン』です。
中国の伝説『花木蘭』をモデルに古代中国を舞台にした物語で、
老病の父に代わって男装して従軍した娘の木蘭(ムーラン)が、異民族を相手に各地を転戦し、勝利に導くというストーリー。
主人公がぶりぶりしてなくて、王子様に助けられて初めて幸せになるっていう待ちの姿勢ではなく、自分から戦いの場に挑んでいくってのがとても好み。
普通に生活してて、王子様なんて待っててもこないし、王子様に幸せにしてもらうんじゃなくて、自分で自分のことを幸せにしたいよねって思うんだよ。そして王子様のこと幸せにしてあげたいって思うようなプリンセスなら、私はきっと好きになれる。
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先週末からついに就職活動を始めました。
人間にしかできないこと、人工知能に負けないもの、他人に負けないもの、自分にしかない色。
そうゆうオリジナリティーって、もしかしたら上で書いたような、
「恐竜×アイドル=わたし」
みたいに、一見するとなんの関連もないように見えるものの組み合わせ方なんじゃないかと思う。
私は0から1を創り出す天才ではない。
その代わり、天才を応援できる好奇心を持った人間でありたいと思います。
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