ランタンほどの明るさで
好きなことを楽しむ姿は素敵だ。それが心からであればあるほど、キラキラと輝いて映る。
6月にnoteをはじめて以来、ぼくも楽しい毎日を過ごせていると思う。酒にまみれているのは変わらないけど。
今日は平日の休み。嫁さんはいまごろ職場で一生懸命やっていることだろう。
彼女は頑張りやさんだ。
コツコツとやれるマメさを持っていて、
チラシなどのデザインをするのが好きで、
研修に行くのが好きで、
物静かだ。
ぼくとは正反対だと思う。
コンテンツへのめり込むように楽しむタイプではなくて、一歩離れた場所からその空気を味わうようなタイプ。
飲み会で派手に笑い合うのじゃなく、その雰囲気をさかなに日本酒を味わうような人だ。
その性格ゆえか、「私はこれが好き!」と心からいえるものが彼女には少ない。一人遊びも苦手で、自然とストレスをためてしまう傾向にある。
「日常的に楽しめることがあるといいと思う。いまいちばん何が好き?」
そう聞くと、
「陽さん(僕)といること。」
と言っていた。
ぼくが楽しくなれば自然と空気も明るくなって、彼女も楽しいのだろう。
ここ最近ぼくの生活が充実していることは、そういう意味でもいいのかもしれない。
ただ、きっとそういうことばかりじゃない。
自分にはないものをもって、素敵に生きていることの輝き。その眩しさから生まれる影を僕は知っている。
なんで私はこんなにつまらないんだろう。
そんな気持ちが心に巣くうことを。
だから、眩しくないくらいがいい。
ぼくのダメなところはたくさんあって、文章が好きと気づいたくらいじゃ補いきれない。
それで「しょうがないなぁ」と嫁さんが思ってくれればいいなとおもう。この男には自分がいなければダメだ、そんな風に。
実際、嫁さんじゃなければダメなんだ。それがもっともっと、伝わっていってほしい。
こんな名前だけど、太陽みたいに輝かなくてもいい。ランタンほどの明るさで、彼女の心を暖めていられれば。
2018年10月30日 竹西 陽
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