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三拍子の単独ライブ『漫密2020』備忘録(現地参加編)※追記あり

三拍子の単独ライブ『漫密2020』
日時:2020年12月13日(日)15:30~17:00
会場:新宿バティオス

配信でもDVDでも無い三拍子の単独ライブ、遂に現地参加することが出来ました。
生で見て感じた感動や熱量、現地で見て初めて分かった会場の様子などを少しでも誰かに伝えられたらと思い、備忘録に残すことにしました。
※漫才についてはなるべくネタバレしないように書きます。

追記:
三拍子のofficial channel にて単独ライブで披露された漫才がいくつか公開されたのでタイトルとリンクを追加しました。今後新しい動画が公開され次第、随時更新していきます。(2021.5/6)

前説

前説からすごくおもしろくて楽しくて笑ってしまった。
前説を担当した「さんぽ」のとみやんはテレワーク期間の生漫DAYでも大活躍し、今でも金曜日に公開される漫才珍道中やその他の動画でも欠かせない人物になっている。
まだ配信や動画でしか見たことが無いが「さんぽ」のコントもおもしろくて好きだ。
その「さんぽ」が前説を担当すると聞いていたので、すごく楽しみだった。

三拍子のYoutube動画のコメントで「とみやんがいると安心する」と書かれていた話をしたり、今後このライブの動画がYoutubeにアップされる予定があるから、”無理をしてでも"笑うように促したり(もちろん冗談で、何も言われずともみんなお腹の底から笑ってた)、会場販売のグッズについて紹介したり…何を言ってもとみやんと岩永さんのやり取りがおもしろかった。特に、拍手の練習で笑っていいとも!で良く見た「チャッチャチャチャ!」を出来たのは少し感動した。子供の頃から笑っていいとも!が好きで、いつか一度やってみたいと思っていたことがここで出来るとは…。
普段は声出しの練習と言うのもあるらしいけれど、この状況なので省略された。一体どんなことをするのだろう…?落ち着いたら声出しとやらもやってみたい。


オープニングトーク

前説が終わり、会場が暗くなってBGM(RYO TAKAKURAの曲)が流れ、ステージが照らされると三拍子の二人が現れる。
1月に三拍子の単独ライブ『Waltz』を見て以来、いつか生で見たいと思い続けていた二人が目の前に現れた瞬間の心情は、感無量ってやつだった。的確な言葉が見つからないけど、感動で胸いっぱい。

(ほぼ1年間テレビやPCやスマホの画面で見続けていた人達が目の前にいる…!)

フリートークではコロナ禍でなかなかライブが開催できなかったことや、感染対策で会場運営のスタッフさんがライブ毎に座席を全部消毒していること、マスクをして口が隠れて笑ってるかどうか分かりにくいから分かりやすく笑ってくれと言う注文(?)などが話された。

もう、フリートークからすごく楽しかった。いっぱい笑った。
冒頭で高倉さんが拍手を何度も促して久保さんが「もういい!」というやり取りがあったんだけど、気持ち的にはいつまでも拍手をしたいくらいだった。会場に来られたことが嬉しすぎた。

漫才①『自己紹介漫才2020』

フリートークから流れるように漫才へ。生の自己紹介漫才が始まって、笑うとともに感動してしまう。会場に来られたことが嬉しすぎて、何かにつけてまず感動してしまうという厄介な癖が出来てしまった。
しかし、自己紹介漫才がいつまでも終わらない…これは…(続きは販売されるかどうかは分からないがDVDで、もしくはいつか公開されるYoutube動画で)

今回、7本の漫才が披露されると事前に聞いていたのだが、1本目の漫才が終わったところで少し笑い疲れてしまった。そんな馬鹿な…!まだあと6本もあるのに…!疲れたのは気のせいだと思うことにした。

オープニング映像

RYO TAKAKURA『脳内旅行』をBGMにオープニング映像が流れる。フライヤー撮影オフショットの映像と、「三拍子」の文字が音楽に合わせて出来て行くすごくかっこいい映像だった。
高倉さんが編集した映像を元に、漫才珍道中知る漫才の編集でお馴染みのよし江さんが作成したらしい。
ネタとネタの間にも漫才のタイトルが1文字ずつ現れる映像が流れるのだが、それもよし江さん作とのこと。次は何の漫才なのだろうという期待感を高めてくれる最高の映像だった。三拍子の似顔絵もかわいい。

漫才②『英語で12ヶ月覚え歌漫才』

漫ROOMで見て絶対にもう一度見たいと思ったものだった!全漫才そう思ってしまうのだが、これは特に見たかった。ジャンルで言えば「覚え系」
以前見た時もそうだったが、一度見ると特徴的なフレーズが延々と耳から離れない。その後一週間くらいずっとそのフレーズが何度も脳内リピートしていた。(アーカイブを毎日見ていたせいもあるが)
高倉さんの歌で笑い続け、久保さんの激しい動きと表情で笑い続け、見終わったら完全に笑い疲れた。もう言い逃れが出来ない笑い疲れだった。どうする。あと5本もある。なんて幸せなんだ。

三拍子の漫才のジャンルについて書いたnote↓

[追記 2022.1.31] 
「英語で12ヶ月覚え歌漫才」動画が公開されました。

漫才③『ユニゾンつっこみ漫才』

これも漫ROOMで見てもう一度見たいと思ったものなのだが、生で見たら更におもしろくて、全7本の中で私はこれが一番好き。アーカイブで何度も見返した。
ジャンルで言えば「メタ系」。漫才の手法を漫才にしている。
2人の息のあったやり取りが、どんどん笑いを増長していく。なんでこんなにおもしろいんだ。のけぞったり、「く」の字になったり、全身で笑った。笑う時ってこんなに顔周辺以外の体の部位使うっけ…?と思うくらい全力で笑った。笑い疲れるはずだ。でも不思議と漫才中はおもしろくて疲れていることを忘れてしまう。
「息のあったやり取り」と書いたが、途中で二人が一切目を合わせずに息を合わせて台詞を言う部分があって、職人技だと思った。
高倉さんがRadiotalkのライブ配信で、今回は諸事情でネタ合わせがあまり出来なかった…みたいな話をしていたのだが、それなのにあんなに息が合うものなのだろうか。


漫才④『クッキング漫才』

これは一度も見たことが無いネタだった。
ジャンルは「リズム系」(勝手に自分の解釈でジャンル分けしてるけど間違ってたらごめんね)
三拍子のリズム系漫才はどれも大好きなのだが、これも漏れなく私の大好き漫才リストに加わった。めちゃくちゃおもしろい。
やり取りが進むにつれて最初に言っていたものからズレて行って最後は全くの別物になってしまう。
少しネタバレして良いだろうか。これだけ言わせてくれ。
肉まんの下りがめちゃくちゃ好き。どれだけ笑ったか分からない。

漫才⑤

漫ROOMで見てもう一度(以下同文)
これは「おふざけ(発想重視)系」だろうか。高倉さんがサイコパス系漫才。こういうちょっと気持ち悪くて不気味な感じのものがたまらなく好きなので、ツボに入って大笑いしてしまった。
どんどんカオスな方向に話が進んで行って最終的に高倉さんが(続きは販売されるかどうかは分からないがDVDで、もしくはいつか公開されるYoutube動画で)
漫才②の久保さんの動きが印象的でそちらばかりに目が行ってしまうが、アーカイブで見直すと高倉さんもかなり全身を使っていることに気が付いた。
声で、動作で、表情で、全てを使って全力で笑わせてくるのだから、体が熱くなるほど全身で笑ってしまうのも無理はない。

漫才⑥

漫ROOMで(以下同文)だが、これはおもしろい上にやっていることが神業と言っても過言ではないものなので、是非もう一度見たいと思っていたものだった。
ジャンルで言えば「覚え系」
前半は歌で覚える系、後半はそれを超えた何か。
オンラインで見た時も「こんなことが可能なの…?」と思ったのだが、生で見てもすごかった。まず、これをやろうと思った発想がすごい。一体何をしている時に思いつくんだろう…。
2人の息のあったセッション(で良いのかこれ)がめちゃくちゃ気持ち良くておもしろい。漫才と音楽ってもしかして似てるのかな。

漫才⑦『フリオチ漫才』

漫ROOM(以下同文)。ジャンルは「メタ系」
次々と繰り返されるやり取りを見ているうちにどんどんおもしろくなって行って、わけがわからないくらい笑ってしまう。
ずっと見ていたいと思う漫才。ステージいっぱいに動き回る2人の表情が豊か。
高倉さんがボケ、久保さんが突っ込むという形だけではなくて、2人が交互に(続きは販売されるかどうかは分からないがDVDで、もしくはいつか公開されるYoutube動画で)
テンポよく繰り出されるフリとオチに、笑いがずっと止まらなかった。

↑漫ROOMの時の映像が公開されました

エンディング映像

漫才②で使われた歌が白黒の花火の映像と共に流れる。最初、何が始まったのか分からなかったが、スタッフさん達の名前が出て来てやっと気が付いた。
エンディング映像だ…!
いつの間に7本終わっていたんだ…!
と思うくらい、時間が経つのがあっという間だった。いつものことなのだが、今回は特に早かった。
全7本ということは知っていたが、熱中するあまり途中から何本目か分からなくなってしまい、それがエンディング映像だと気が付いた瞬間、本当に驚いた。
7本見終わった高揚感と終わってしまう寂しさと、流れる歌のおもしろさや楽しさが入り混じった感情を抱えつつ映像を眺めた。

最後、白地に黒文字で

三拍子
高倉稜 久保考真

と表示されたときは自然と拍手をしてしまった。かっこいい。演出がにくい。

エンディングトーク

高倉さんはジャケットの下に会場限定販売のロングTシャツ、久保さんはワイシャツの上にSUZURIで販売しているTシャツを着てステージ上に現れる。
再度グッズの紹介と、アーカイブ配信についてのお知らせ、Youtubeの宣伝などを話したのだが、エンディングトークもおもしろかった。おもしろくて楽しくて名残惜しい。
最後、照明が落ちて会場が暗くなった瞬間に、もう終わってしまったんだという一抹の寂しさと、あーたくさん笑って楽しかったと言う爽快感と、三拍子の二人とスタッフさん達に心からありがとうと言う気持ちがわいて来た。
会場の外に出たらもう真っ暗になっていて、空気がひんやりと心地よかった。ふと建物側を見たら生漫DAYスタッフの安藤さんがいらっしゃった。

生で見て感じたこと

【熱と汗】
漫ROOM vol.3を見た時も画面越しに熱が伝わってくるような気がしたのだが、会場で見たらダイレクトに熱が伝わってきた。
2人とも汗が照明で光っていた
熱を発しているのはステージの上からもだし、周りの客席からもだった。みんな熱い。笑わせて笑って、みんな熱くなってた。めちゃくちゃ楽しかった。

【声】
イヤホンかスピーカーで聞いていた声が、今回は直に鼓膜まで響いた。全身を使って響かせているかのような声は、会場全体に響き、1人1人の体の奥まで届いていたと思う。
私は怒鳴るような大声は苦手なのだが、三拍子の声はどんなに大きくても耳に心地よかった。

【人と笑う】
いつも部屋で一人で見て笑っていたのが、この時は見知らぬ誰かたちと一緒に同じ漫才を見て笑うことが出来て、それがとても楽しく嬉しかった。
周囲の人の楽しさがこちらまで空気越しに伝わって来るような気持がして、楽しさを共有していることが楽しかった。
今回は40人だったけど、これが375倍くらいになったらすごいんだろうなぁ…。

K-PROのスタッフさんたち

これをどうしても書きたかった。ライブの運営を行っていたK-PROのスタッフさん達がとってもかっこよかった。
開場前に入り口前に整理番号順に並んだのだが、その時の誘導がすごく分かりやすくスムーズだった。諸々のアナウンスもすごく良く通る声で聞き取りやすい。開場後の検温から手指消毒、座席への誘導も流れるようだった。
ネタが終わり照明が落ちると、舞台袖からスタッフさんが颯爽と現れてマイクを持って行き、幕間の映像が流れる。
映像が終わるとスタッフさんが颯爽と現れてマイクを設置して去っていく。そのテキパキ動く姿がとても格好良かった。
閉演後も分かりやすく誘導してくれたおかげで、出入り口に人が溜まることなくスムーズに会場の外に出ることが出来た。
入場時の検温と手指消毒、開場前の座席の消毒、換気、密が出来ないような誘導など、感染予防の為に今まではやらなかった仕事が増えて大変だったと思う。
でも、スタッフさん達がテキパキと動く姿を見ていたら非常に安心感があった。
家に帰ってから見たアーカイブは映像も音質もとても良くて1週間毎日楽しむことが出来ました。
本当にありがとうございました。
いつかK-PROのライブにも行きたいです。

最後に

いつか生で見たいと思いつつも、なかなか行けなかったこの1年間。
やっと見に行くことが出来てとにかく嬉しかった。
訳が分からないほど体の底から笑って、翌日はお腹が筋肉痛になるほどだった。しかもしばらく治らなかった。
本気で笑うと体力を使うんですね…。次回までに鍛えておきます。

ところで、『漫密2020』は最高におもしろくて肉体疲労を覚えるくらい笑ったのだけれど、ライブ当日の夜に高倉さんがRadiotalkのライブ配信で
「まだ反省する点はある」
「三拍子の漫才はまだまだ面白くできる」
というようなことを言っていた。(旅行疲れで聞き間違えていたら申し訳ない)

まだこの上があるんですか……?

あれ以上笑ったら気が狂うんじゃないかと思うけれど、気が狂うほど笑ってみたい気もするので、いつかまた単独ライブが開催されるときも現地参加したい。

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とにかく最高に楽しいライブだった!!

ありがとうございました!!

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