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Cookie制限が追い風に。広告とCRMの両軸展開で広告業界に疾風を

こんにちは!パイプドHD広報の久保です。
2016年3月に設立した当社グループ会社の「ゴンドラ」、「フレンディット」、「美歴」が、今年5周年を迎えました!

急速に変化するITトレンドや消費者の価値観、震災や感染症による影響の中で、今日までどのように生き残れたのか? 苦難を乗り越える方法とは?
今後の業界展望などについて赤裸々に語ってくれたお話をご紹介します。

第1弾は、インターネット広告を得意とし、関連するWebソリューションの構築やデジタルマーケティングまで幅広いサービスを提供する「ゴンドラ 」の代表、古江さんのインタビュー記事です。

▼第2弾・第3弾の記事も合わせてご覧いただけたら嬉しいです!
【第2弾】ITで美容サービスに今までにないカスタマー体験を
【第3弾】オンライン消費を追い風に、EC業界に「スマートなおもてなし」を

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デジタルマーケティング事業を譲受し、「広告とCRMの両軸展開」を差別化に

――ゴンドラはどんな事業をしている会社ですか?
当社は、「お客様の成長をデザインする。」を経営ビジョンに掲げ、インターネット広告事業やデジタルマーケティング事業、そしてソリューション事業を展開しています。広告業界では珍しい広告とCRMの両軸でサービス提供できる強みがあります。
また、『AKB48 選抜総選挙』の第三者機関として公正な選挙実施の支援をするなど、イノベーティブなプロジェクトにも継続し携わってまいりました。

事業内容

――5年間を振り返り、会社や事業において一番変化したことは何ですか?
率直に、素敵なお客様と仲間に恵まれました。お客様、株主、そしてメンバーとメンバーのご家族に感謝の気持ちでいっぱいです。その中で、売上、利益、人員数などがそれぞれ約3倍に伸び、会社の規模が大きくなりました。特に成長を加速させた出来事が2つあります。

1つ目は、2016年4月に総合広告代理店大手のジェイアール東日本企画様とインターネット広告運用の合弁会社を設立しました。以降の広告事業の顧客数や売上拡大に大きく寄与しました。同社とのアライアンスは6年目になりますが、今でも大切なビジネスパートナーです。

2つ目は、2020年にグループ会社のカレンからデジタルマーケティング事業を譲受しました。これにより、広告とCRMの両軸展開ができるようになり、広告業界における差別化の強化につながりました。

沿革

ゴンドラ哲学の浸透率アップの秘訣は「いつでも目につくところに」

――5年間で一番つらかった時期や挫折経験はありますか?どのように乗り越えましたか?
設立後、約2年は成長が乏しく、目標の未達や離職率の高さなど、何をやってもうまくいかない感じでした。グループ内外での当社の存在感も低く、「ゴンドラは将来厳しいのではないか」といった声もしばしば耳に入ってきて、焦燥感にかられ、孤独を感じることもありました。

この頃から「人は何のために生きるのか」、「ゴンドラの存在意義は何なのか」を考えはじめ、その結果「利他の精神」で考動や判断などをするようになりました。経営ビジョン含めた『Gondola Philosophy』を刷新し、理念経営を推進するようになったのもこの頃(3期目)です。

3年目以降は、銀座にオフィスを移転し、仕事に対する考え方や会社のメッセージを社内や会議室、トイレに掲示し、浸透させていくなど社員教育に力を入れたことで、会社のレベルやメンバーの品位が向上しました。執行役員陣や社員の考え方にも耳を傾けるように心がけました。

また、これまでの属人的な運用から事業戦略の体系化やPDCAを緻密に運用するような経営体制の強化を図ったことで、プロジェクトが正確に回り始め、業績が急速に拡大しました。

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――5年間で自社の事業が世の中に貢献できているなと感じる瞬間はありましたか?
『AKB48選抜総選挙』です。2016年の開催時から継続支援させていただいており、シリアルナンバー投票システムを構築したほか、各チャネルの投票集計など第三者機関としてサポートしました。

世の中が注目する大きなイベントだったということもあり、選挙の結果によっては当社への誹謗中傷などもありましたが、多くのメディアに取り上げられる国民的行事ですので、この上なくやりがいを感じていました。

Cookie制限で加速するCRMの重要性

――今後の広告業界の展望と、その中で貴社はどんなポジションでありたいですか?
当社は主戦場をインターネット広告業界(特にアフィリエイト広告)とCRM業界に置いています。昨年、インターネット広告市場は2.2兆円まで拡大し、広告業界全体の1/3強を占有しました。(出典:電通)
一方、CRM業界は2019年1,742億円程度のマーケットで毎年5%程度、底堅く成長し、2024年には2,250億円ほどの市場になる予測です。(出典:IDC Japan)

世界的な個人情報保護規制によりCookie制限が加速していくことから、CRMの重要性がより増大する見込みです。そうしたなか、CRMとインターネット広告を両軸で展開しているプレイヤーは広告業界にはいませんので、この領域のポジションで独自の競争力を培ってまいります。

アクイジション(顧客獲得)からリテンション(顧客関係性維持)までをワンストップで提供できる『超一流』のカスタマーエンゲージメント企業を目指します。

――今後、会社の成長とともに、これだけは変えずに大切にしていきたいと思う企業文化は何ですか?
『Gondola Philosophy』(社是・経営ビジョン・経営理念・クレド)は変えずに大切にしていきたいです。100年先も不変でありたいです(笑)

 そして、一緒に働くメンバーに対しては、たとえライバル関係にあっても、仲間を思いやる気持ちを大切にしてほしいと思います。当社はベンチャー企業です。この先、会社がどんなに大きくなってもベンチャースピリットに満ち溢れる風土を育んでいきたいです。

▼第2弾・第3弾の記事も合わせてご覧いただけたら嬉しいです!
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