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ブレンドを生み出すことについて【2016.2.26」

【過去に作ったブレンド紹介をマガジンでまとめます】

さあ、今日は新しいブレンドの紹介です。

今まで様々なブレンドをお店用として、お客様からご依頼を受けて作ってきたのですが
そろそろあのブレンドを出そうかという話になりました。

我々が、たまにの楽しみで飲んでいた贅沢ブレンドなのですが
名前はどうしようということになり、そこはいつになく超高速でぴーんとしました。

「Legende Blend」

レゲンデと読みます。

これは、ポーランドのヴァイオリニストで作曲家のヴィエニャフスキの曲の名前です。
「伝説曲」とも言われます。
ヴィエニャフスキが女性と婚約するためにこの曲を書き
反対されていた女性のご両親が感銘を受け、結婚を許したという曲らしいです。

そんな背景がありますが
ただ単に私が好きな曲だったりもしますw
ドラ●エⅢの町の音楽に一部似たところがある気がしてならないとかw

子供のころ、バヨリンでめちゃくちゃうまかった友人が発表会で弾いていて
「いい曲だなー、弾きたいなー」と思い
でもそのあたりでバヨリンを辞めてしまい、大人になって復帰してから挑みましたが
撃沈したという話もあります。

そんな余談ばかりですが
なんとなく自分にとってのその曲の存在が
このとっておきブレンドの存在に近いような気がするのです。

ひどく抽象的な、コーヒー屋の説明としては「馬鹿やろー!」といわれてしまうような表現ですが。

飲めば、分かる。

ということにしておいてください。。。


今まで作ってきたオリジナルのブレンド、ひとつひとつに思い入れとストーリーがあり
それぞれ旅立っていきました。

それでも、残念ながら
今はまったく動いていないブレンドも正直あります。

時間と想いを重ね、話し合い、試飲を繰り返し
ブレンド名も四六時中考え抜いても浮かんでこず、、、なんてこともたくさんありました。

もちろんオリジナルブレンドなので、店でもどこでもそのブレンドは他で使われることはありません。


我々にとっては名前も含め本当に大切なブレンド。

ある程度の期間、ご用命がないのなら
そのブレンドは我々の元に返してもらおうかな、と考えたりもしています。


、、、後半は暗い内容になってしまいましたが
それくらいの想いをもって、そして喜びや感動をいただきながらお作りしています。


さあ、次はどんなブレンドが生まれるのかなあ。

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