「脱・脱炭素」をすれば物価高は止まる
物価高の原因はロシア・ウクライナ戦争だと思っている人がいますが
そうではありません。
もちろんそれもありますが、それが主な原因ではありません。
物価高の主な原因は産油国の石油の減産です。
産油国が原油を減産すると減産すればするほど原油価格は上がります。
つまり火力燃料、ガソリン、石油製品、運輸代金、
これらがすべて上がります。
それに伴って、すべての物価が上がるのです。
「風がふけば桶屋が儲かる」という話をみなさんは知っていると思います。
風がふく→埃が目に入る→めくら(今では禁止語です)が増える
→三味線演奏が増える→三味線の猫の皮がいる→猫が減ってネズミが増える
→ネズミが桶をかじる→桶屋が儲かる
「とかく今の世では有ふれた事ではゆかぬ。
今日の大風で土ほこりが立ちて人の目の中へ入れば、
世間にめくらが大ぶん出来る。
そこで三味線がよふうれる。
そうすると猫の皮がたんといるによって世界中の猫が大分へる。
そふなれば鼠があばれ出すによって、おのづから箱の類をかぢりおる。
爰(ここ)で箱屋をしたらば大分よかりそふなものじゃと思案は仕だしても、
是(これ)も元手がなふては埒(らち)明(あか)ず
― 無跡散人『世間学者気質』より」
これと同じ理屈です。
では、さらに元の元をたどってみましょう。
なぜ、産油国は原油を減産するのでしょうか。
それは2014年後半から続く価格の低迷や、
2020年前半の新型コロナの最初のパンデミックに伴う価格の急落、
さらには脱炭素、脱石油を掲げる政治的な動きなどによって、
ここ数年来、石油業界に対する投資が急速に鈍っていることが
生産の低迷をもたらす大きな要因となっているのです。
脱炭素→コロナ・戦争→原油減産→ガソリン価格・物価の高騰
では、どうしたら物価の高騰を止められるのでしょうか。
もう、わかりますね。
「風がふけば桶屋が儲かる」の逆をすればいいのです。
つまりここでは元の元である「脱炭素」を止めることです。
「脱・脱炭素」です。
それでは二酸化炭素の排出を抑えられないから地球が温暖化して
人類が滅亡してしまうではないか、という方がいますが、それは違います。
詳しくいうと一冊の本ができてしまうのでざっくり言いますが、
人類が出す二酸化炭素の排出で温暖化になっているのではありません。
太陽活動の活発化により確かに地球は温暖化していますが
そのせいでホッキョクグマが減ったりツバルが沈んだりしていません。
それは世界中を騙すための口実に過ぎません。
中には陰謀論だという人もいますが、そうではありません。
二酸化炭素の濃度はずっとここ数万年、空気中では0.04%です。
嘘だと思ったら実際に二酸化炭素計で測ってみてください。
さて、長くなりました。
「脱・脱炭素」つまりSDGsをやめれば物価が下がります。
そしてそのことに気づいている人もやっと、やっと多くなってきました。
電気自動車排斥運動さえ、起こるようになってきました。
日本の自動車産業を潰す欧米の策略はひどいものでしたが、今、やっと
その反動の芽が世界中で起ころうとしています。
日本はまだまだこれとは逆の動きをしていますが、識者の間では
2024年は「脱・脱炭素」の始まりの年となるでしょう。
世界が「脱炭素」の矛盾に気づき始めた!流れは「脱・脱炭素」!?【朝香豊の日本再興チャンネル】
すでに2022年に予言していた独立行政法人 経済産業研究所
性急な「脱炭素」の動きが招く原油価格高騰
何事も元の元をたどっていかねば真実は見つかりません。
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