恋
冬晴れに踊る 雪は気まぐれ
凍りそうな僕 君にあげる
振りむきざまに 揺れた睫毛は
到底敵わぬ甘い匂い
君の言葉がほどけたら 滲んでゆく文字の花
「明日も会いたいのです」
空がこんなに青いなんて
風がこんなに歌うなんて
僕は僕じゃなくなった
からだじゅうがぜんぶ君
心臓の音さわったら 食み出してく嘘みたい、呼吸
「右手を繋ぎたいのです」
濡れた花びら開く瞬間
人は壊れてもいいだろう
僕は僕じゃなくなった
からだじゅうがぜんぶ君
いつかまたあたらしい朝
乾いた涙を 手のひらに
悲しいくらい青い空
溺れてそっと 春よ来い
作詞:ナガオクミ
copyright©hanapira records
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?