マガジンのカバー画像

東京大学/国語/第四問

17
運営しているクリエイター

2021年10月の記事一覧

2013東京大学/国語/第四問(随想)/解答解説

2013東京大学/国語/第四問(随想)/解答解説

【2013東京大学/国語/第四問(随想)/解答解説】
〈本文理解〉
出典は前田英樹『深さ、記号』。
①段落。知覚は、知覚自身を超えて行こうとする一種の努力である。この努力は、まったく生活上のものとして為されている。(例/目の前の壺。私はこの壺が網膜に映るものだけとは見なさず、見えない側の張りや丸みや色さえも見ようとし、実際見ていると言える)。見えるものを見るとは、もともとそうした努力なのだ。なるほ

もっとみる