見出し画像

鬱が治り始めたきっかけ

そういえば、と思い出したことを書く。

鬱病関連の記事にしては珍しく無料公開だ。

そもそも鬱病関連の記事を有料に設定している理由が、2つある。

まず一つは、というかコレが1番大きい。
『自分が経験したあの苦しみが全く無駄だった、ということにしたくない』だ。

無駄な足掻きとも言う。

とにかく自分は鬱病になってかなり価値観も人生も変わった。
鬱になることでわかる様になった人の気持ちや世間の事柄や或いは小説やアニメなどの心情理解が深まるなどまあ確かに色々得るものはあったが

そもそもそういった些細な利益よりも鬱病にならない方が断然良い人生であるし得だ。


何回も言うが『鬱病にならなかった人生』というのはもうそれだけで幸福であるし大勝利だ。


とにかく鬱病の時期の数年間の苦しみなど本当に我が人生において足枷でしかない。
何も得るものが無かったと断言していい。

そんなクソ人生を200g500円くらいで切り売りし日々のお茶代だとかに当てればまあ…少しはあの苦しみがあった事も赦せるだろう…といった自己催眠に近いものだ。
それで間接的に誰かの痛みを和らげたり解決に導いているなら幸いだ。

次に、これはかなり失敗談が入り混じる話ではあるが鬱を治した、といかないまでもだいぶ改善された時期に鬱病真っ盛りの人間に助けてくれだとかどうやって立ち直ったんだだとかとにかく頼られた。
自分もその苦しみはわかるしとにかく全員救い出したいと尽力したものだが悲しい事に

鬱病の人間を助けようとすればするほど彼らは私に頼り切り自分で助かろうとする意思を失ってしまう。

そして同時に彼等の相談に乗る事で再び精神を消耗し鬱にまた引き摺り戻される感覚を私は感じた。

他者を助けようとする気持ちは尊いものかもしれないがそれで自分が苦しむのなら元も子も無いのだ。
だってこれは私の人生であるし、苦しんでいるのはこの私だ。
とにかく割りに合わない。

そこで私は自分が自分なりの方法で立ち直った過程をnoteに書き綴り、そこに彼等の救済を丸投げした。
効果は的面だった。
彼等は私に甘え倒す事をやめた。

今でも個別の相談だとかは受け付けていない。1時間5000円だだとかせめて飯を奢るなどしろと言って追い払っている。

そもそも甘え倒して悩みを背負わせたいのなら金を払って専門職のカウンセラーに任せればいい。
私は都合の良い無料カウンセラーにされていたわけだ。

結局彼等は鬱病から立ち直る方法ではなく依存したり自分の悩みを背負わせる人間が欲しかっただけなのだろうと思う。


本当に鬱病から立ち直ろうと一生懸命な人間が自分の人生から切り取った苦痛を拾い取れば良いし、そこから寛解への糸口を見つければ幸いだ。

ありがたいことに自分の記事への感謝の言葉や鬱病関連の記事から私を知りフォローしているという声を聞くことも増えた。

自分のしょうもない人生が誰かの人生の肥やしになっているのなら有難い。これからも恥ずべき反面教師として利用してくれ。


前置きが長くなったが思い出したこと、自分が鬱から立ち直り始めたときに1番最初にした事が

『自分の服装を変える』

ということだった。

まあとにかく当時の自分は死にたくて仕方なかった。
前記事にも書いたが末期の自分は狂人でしかなかった。
今の様な『自分がおかしなことをしていると理解した上でおかしなことをしているウケ狙いの狂人』ではなくマジで笑えないタイプの人に不安や恐怖を与えるタイプの狂人だ。

そんな自分が不愉快で仕方なかったし心の底から殺してやりたかった。
毎日鏡に映る自分を見ると罵倒していたマジでヤバい人はふと思い至った。

今の自分が無くなるくらい変わったらそれはもう自分を殺したことになるのでは?

と。実際に死ななくても別人に変わり果てる事で今の自分を殺すことができるのではと思った。

とはいえ人間そう簡単には変われない。
1日のうち32時間くらいブチギレてる狂人がいきなり明朗に快活に天真爛漫になれるわけがない。

1番手っ取り早く劇的に変われるのはファッションを変えることだ。

こうして私は普段絶対着ない様なエスニックファッションを手に取った。

その適当に選んだエスニックファッションに結果的に命を救われることになり、そしてまた望んだ通り当時の自分を完膚無きまでに殺し今の自分に生まれ変われたきっかけを生み出すことになったわけだ。

具体的に言えば気付けば世界中放浪していた。まぁそれは別の話だが。

死にたいと思うならまず自分を変える。
今の自分を殺したくて仕方がないのならもう原型が分からなくなるまで変える。
髪を染めるのもいい。或いは剃ってもいい。服装を変えてもいい。
変わるということは今の自分を殺すのと同じだ。

変わるってのは自殺と同じだ。


今どうしようもない苦しみの中にいるのならばまずは手始めにいきなりファッションを変えてみるのも手かもしれない。


私は遊園地にあるパンダの乗り物と同じなので、お金を入れると動きます。さ、お金を入れてぴんくチャンを動かしてみよう!今度はどんなえげつない動きをするかな??