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8泊9日台湾旅行記①~台北初日前編~

2月11日、日曜日朝の7時55分桃園国際空港に到着。
日本で言えば成田空港に当たる台北の空港である。
羽田に当たるのが台北市内にある松山空港。
こちらの方がもちろん近くて便利なのだけど、LCCは大半が桃園空港発着になる。
問題なく入国審査も通り到着ロビーに出てまずは両替をする。
前回の残金の1494TWDがある。
特に小銭である10TWD硬貨がたくさんあるので、カウンターのおじさんにコインは要らないと言うとお財布を見せなさいと言われる。
コインを見せたら納得してくれて3万円分紙幣で両替してくれた上に、レートの関係で端数になった分の差額を手持ちのコインから取ってくれる親切な対応で助かった!
両替してもらった分と合わせて7874TWDで1週間を過ごすことにする。
日本円だと3万7千円ちょっとである。
贅沢するつもりはないのでなんとかなるはず。
足りなくなりそうだったらクレカでキャッシングすればいい。

そして次に気になるeSIMを設定する。
ところがいきなり問題発生!
アクティベートに成功したはずのB社のeSIMが繋がらない。
近くにあった通信会社のカウンターに行ったけど日本語が通じないので撃沈。
ダメ元でアクティベートに失敗したA社のeSIMに繋いだら、なんと回線が繋がった。
B社は台湾を始めアジア各国の旅行のポータルサイト的な会社で有名だし安心してたのにな。
なんでやねん。
確かにA社の注意書きにアクティベートに失敗しても現地で電波を拾うとつながりますみたいなことが書いてあったけど、本当に繋がるとは思わなかった。
B社のeSIM代が無駄になったけど、とりあえず現地でスマホが使えるから良しとする。
スマホが使えるようになったので、悠遊卡で早速MRTで台北市内に向かう。
悠遊卡はSuicaと同じICカードで、こちらも前回のチャージした分が残っていたのですぐに使える。
しかも念のために調べたら最後の使用履歴から20年間有効だそうで、2年間じゃなくて20年と言うのが凄い!
てっきり1年間で無効になると思っていた。
日本と同じくコンビニなどでも使えるので、とても便利だ。
チャージするのも日本語表示があるので簡単。

MRT空港線
扉が春節仕様になっていた

eSIMの件でロスタイムしたので、小一時間経ってる。
空港から各停だと50分くらい。
着いたらすでに10時になっていた。
台北駅地下街をしばらくうろうろして、どこかの飲食店で軽く食事しようかと思ったけど、台北の地下街の朝は遅い。
春節も相まってかシャッター通り商店街と化してる。

この辺りは何故かインド料理のお店が集中してる


やっているお店はインド式食堂ばかりで、以前に食べたことのある魯肉飯のお店は準備中だった。
諦めてMRTの北門駅から隣の西門駅まで移動する。

西門駅のエスカレーター
TVドラマの広告らしい
雰囲気的にラブコメかな?

西門地区に来るのは初めて。
ネットの情報によると日本の渋谷っぽい街だそうだ。
とりあえずホステルに荷物を預けるために繁華街とは反対に向かって歩く。

おめでたい竜のオブジェ
夜は照明が点いてキレイだった

繁華街の反対側は地味な通りだったけど、それでも公園のそばに春節の飾りがあったりして、街は春節ムードいっぱいだった。
Google mapに従って歩いたけど、目的地に着いたはずなのにホステルが見当たらず焦る。
それらしきブロックを一周するも見当たらない。
ようやく探し当てたら、立派なレトロなビルの中に入っていて、広いエントランスの中のエスカレーターを上がった先にホステルがあった。
わかるか〜い!

台北で3泊お世話になるAngels Hostel in Ximen
これは2階から入り口を見下ろした写真

受付で時間前(11:00)だけどチェックインの手続きをしてくれて、荷物も預かってもらえた。
英語対応なので雰囲気しかわからないけど、全くわからないわけじゃないのでOK(笑)
荷物は女子のシャワー洗面スペースの入り口がクロークみたいになっていて、たくさんの荷物が並んでいた。
適当に置いておく。
セキュリティーのかけらもないけど多分大丈夫なんだろうと信用するしかない。

身軽になったところで西門の街に繰り出す。

ホステルと西門駅の間にあるYAMAHAの音楽教室

先ほど言ったように渋谷みたいな賑やかなエリアなので、春節と言うこともあり台湾人や海外からの旅行客でごった返している。

正面やや左にある西門紅樓
1908年に出来た八角形の歴史的建造物
結局中に入らなかった
台湾らしい旧いビルと新しいビルが同居していてそコントラストも良い
おみやげ物屋さん
ちょっと行くと映画館や関連ショップが並んでいる
電影は映画のこと
ここはShowtimeという映画館
有名なカルチャーショップの誠品生活の看板が見える

オシャレだったり、ちょっと猥雑な雰囲気は渋谷や新宿や池袋などの東京の繁華街の雰囲気とそっくりだ。

グラフィティアート

台湾は街のいたるところにグラフィティアートがある。
もちろんあちらでも違法なんだろうけど、日本以上に当たり前に存在していて、旅人の無責任さから眺めるのはとても楽しいし、写真家の立場からしても格好の被写体になってくれる。
全てカメラに収めていたらキリがないほどだ。
今回の台湾旅行の写真でおそらく一番数が多いのはグラフィティアートだと思われる。
他人様のアート作品をコピーしているだけと言えばそれまでではあるけど、二次創作というか、キャンベルスープのラベルを描いてアートの概念を覆したアンディーウォーホルの手法を踏襲しているとも言えなくもないのではと思う。
台湾初訪問の時からあたしを惹きつけてならない台湾のグラフィティーアートやウォールアートが宝庫の西門地区に来て良かったと思った。
それでは台北電影主題公園付近で撮影したグラフィティアートを中心とした写真をどうぞ。

グラフィティアートは全体的にPOPでVIVIDなテイストで、とにかく力強さを感じる。
そこらへんは中華圏特有の極彩色の色彩感覚が受け継がれているからだろうか。
独特の丸っこい手描き文字は日本のグラフィティとも共通で、この辺りのことは詳しくないのでなんとも言えないが、世界共通のフォーマットなのだろうか。
とにかく強烈な印象を受ける。
初訪台の時から街に溢れるこれらのアートに魅了されて、一体何枚写真を撮ったことか。
これが楽しいから特に有名観光スポットを訪れなくても充分に楽しく過ごせる。
故宮博物院にも行ったことないし、101タワーにも登ったことがない。
日本でこんなに街のあちこちにグラフィティアートが満ち溢れたエリアを知らない。
だから台湾に行くと歩き回って撮りまくることになる。
電影主題公園の付近のアートは、恐らく公認のものだと思う。
グラフィティと言うより許可を得て描いたウォールアートやシャッターアートだろう。
もちろんこれも素晴らしいけど、どちらかと言うと純然たるグラフィティに惹かれる。
日本の中途半端で勢いのないものよりも開き直って自己主張も激しいし、何よりも徹底的だ。
潔ささえ感じるし、公認のアートなんじゃないかと錯覚すら覚える。

長くなりそうだし、まだまだ写真も見せたいので、ここで前半として後半に続く。

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