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クンダリーニヨガを学びながら自分を発見していく物語

このnote界隈では、ちょっとした有名人と
なっていらっしゃる、青海エイミーさん

デビュー作『ジミー』は、
クラウドファンディングの助けを借りつつ
出版され、私も微力ながらサポートを
させてもらった。

このクラファンが立ち上がる前に、
エイミーさんはnoteに一連の物語ストーリー
発表しており、それが大人気を博していた

だが、それが大幅な加筆修正を施されて
この度出版されたのが、
『本当の私を、探してた。」
である。

読み始めたら止まらない止めたくない
そういう気分になることが分かっていた
ので、今回の3連休までちょっと我慢して、
読み始めずにいた。

文化の日は、ランニングをして、
家事をして、旧友に会って、という
具合に予定が詰まっていたため、
昨日ようやく頁を繰り始めた次第。

内容については、ネタバレすべきではないと
思うので、最低限にとどめたい。
タイトルに書いた通り、
クンダリーニヨガを学びながら、
主人公であるエイミーさんご本人が、
自分自身と向き合い、本当の自分が一体
何なのか、それを発見していく物語ストーリー

である。

過去のトラウマ的なことも手伝うのか、
自分に自信が持てない。
「どうせ私なんか・・・」という
消極的な態度、ネガティブスパイラル
囚われているエイミーさん。

それが、ヨガを学ぶプロセスの中で、
少しずつ、少しずつ、
変化変容を遂げていく。
最後には温かい何かが心に流れてくる
そんな物語ストーリー


世の中にごまんといる文章の書き手の中で、
実力の上下を測る方法としては、
実売部数
ブログなどのインプレッション数
SNSなどのフォロワー数
芥川賞直木賞などの受賞歴
などが考えられる。

現時点のエイミーさんについては、
noteのフォロワー数(1,700弱)や、
記事の「スキ」数(第一話が900強)が
バロメーターということになるだろう。

私からすれば素晴らしく多いのだが、
例えば平野啓一郎さん(芥川賞作家)
フォロワー数は26,000強もあるのと
比べると、必ずしも「一流」の数字と
までは言えないかもしれない。

ただ、文章は多分に好みが分かれる
ところだし、そもそも出会うきっかけが
なければ自分の好みかどうかすら知る
こともない
のが実情。

たまたま私自身がnoteで文章を書いて
いたから。
たまたま田原真人さんという素敵な方と
ご縁があり、そこからエイミーさんを
直に知るきっかけをもらったから。
たまたま第一話を読んでみたら、
ずるずると引きずり込まれて読むのを
止められなくなってしまったから。

「たまたま」の連鎖で読んだわけだが、
私にとっては「一流」の書き手であり、
出会うべくして出会えたことを心から
喜びたい
、そう思える読書体験だった
と言える。

ついついビジネス書まわりに偏りがち、
せいぜい推理小説どまりな私の読書。
このようなピュアな文芸作品を味わい、
「今、ここ」に存在する自分を大切に
しようと感じる貴重な時間
となった。


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