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どこで働くかをフレキシブルに選べる時代

今さら取り立てて話題にするほどでも
ないかもしれないが、コロナ以前、
コロナ以後で大きく変わったことの
1つに、どこで働くか?ということに
対する考え方
が挙げられる。

Zoom、TEAMSなどのツール類が
一気に身近な存在となり、
在宅勤務・テレワークなんて無理!と
思われていたものが、あれよあれよと
いう間に世の中に浸透していった。

ついには、ワーケーションと呼ばれる
スタイルまで登場。
フレキシブルな仕事のスタイルが、
加速度的に世の中に増えている。

なぜ今さらそんなことを書いているかと
いうと、今日たまたま散歩をしていた
折に、正にその新しいワークスタイルで
仕事をされている方を見かけたから。

近所にある「市民の森」の中を
歩いていたのだが、森の真ん中にある
広場にポツンと置かれたテーブル付き
ベンチで、ラップトップのパソコンを
広げたビジネスパーソンが、いそいそ
仕事をしている様子。

今日は気温も上がりすぎず、
陽射しの強さや暑さに悩まされることも
なさそうだった。
唯一、セミの鳴き声がかなり騒々しい
点さえ除けば、フィトンチッドあふれる
森の中、さぞかしリラックスしながら
仕事ができる
のではなかろうか。

もちろん、誰でもフレキシブルに
働く場所を選べるわけではない。
第1次産業や第2次産業は、どうしても
現場に張り付くのが必須だろうし、
第3次産業でも飲食とか医療サービス
など、現場張り付き型の仕事は少なく
ない。

いわゆる「ホワイトカラー」と分類
されるオフィスワークが、今日の話の
対象となるわけだが、結局のところ、
その仕事がどのようにして「価値」を
生み出しているか
が、重要なポイント
になると理解している。

ホワイトカラーは、何を以て仕事に
付加価値を与えているかが、とても
見えにくい。

ワードで文章を書く。
エクセルで計算式をいじる。
パワーポイントでプレゼン資料を作る。
そういった一つひとつの「作業」が、
どんな「付加価値」に結び付くのかを
意識している人は必ずしも多くないで
あろう。

「付加価値」に結び付かない限りは、
しょせんその「作業」は「仕事」たりえず、
あくまで「作業」でしかない。
「付加価値」が付いて、初めて「仕事」と
呼ぶに値する
のだ。

ワードで文章を書くのは「仕事」ではない。
そこに書かれた文字が、ニュースとなって
世の中に流れ、人の心を打ち、購買行動に
つながってようやく「仕事」になる。

エクセルで計算するのは「仕事」ではない。
そこで分析した結果を元に、利益率を
改善する具体的なアイデアに結び付ける
ことが出来てようやく「仕事」になる。

パワーポイントの資料作りは「仕事」ではない。
その資料を使ったプレゼンがきっかけで、
お客様からの信頼が生まれ、取引が始まる
ことでようやく「仕事」になる。

「作業」のその先の「付加価値」を、
より具体的にイメージして取り組むことで、
為すべき「仕事」に近付くことが出来る。

常日頃から、このことを決して忘れては
ならない。
自戒の意味も込めて言語化しておく。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。