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ビリーフ、信念、思い込み

今日も在宅勤務。
朝のスタートを少し遅らせ、
眼科へメガネを取りに行く。

レンズ調整を終えたメガネを
受け取り、支払いを終えて帰宅。
早速仕事に取り掛かる際にこの
メガネを使ってみた。

今まで、ムダに眼の周りの筋肉を
酷使していたのだということが
よく分かる。
パソコンの画面も、机の上に
置いた書類の文字も、そして
何よりスマホを見るときの文字
が、いつになくクッキリと見える。

メガネをかけて、視力を矯正した
状態で長く過ごすと、どんどん
視力が落ちる。
そんな話をいつ聞いたのか、
もはや覚えていない。
しかし、そんな由来すら怪しい
ビリーフ(思い込み)に縛られて
いたことが、眼科のメガネ担当氏
と相談する中で判明。
メガネで眼の周りの筋肉にラクを
させてあげた方が断然よくて、
それをしたところで視力が落ちる
ということはないというのだ。

ビリーフ=思い込みというのは、
本当に怖いものである。
知らず知らずのうちに、心の中に
入り込んで、我が物顔で居座り、
さもそれが100%正しいかのよう
に振る舞う。

Believeの名詞形がBelief。
信じる、信用する、というような
意味合いの動詞の名詞形。
なので、
「信じること」
「信じるもの(対象)」
というような意味合いから転じて、
信念、固定観念、思い込み、
というような、若干ニュアンスを
込めた意味が出て来るのだろう。

ビリーフというのは、氷山の
水面下にある部分のようなもの。
上に出ている1割の部分が、
「行動」などを通じて、心の中が
みんなから見えてしまう部分。
残りの9割は、人から見えない。
その見えない部分の中でも、
特に水底に近い、深い深い部分に
このビリーフというのがあると、
見つけるのは相当難しい。

いわゆる「トラウマ」というのも、
このビリーフの一種だろう。
幼い頃に虐待されたような類の
「癒えない傷」を心に負い、それ
が見えない鎖のように人の心を
縛ってしまうことがある。

結婚生活が長くなると、徐々に
お互いのビリーフというのが
表にじわじわと染み出して来て、
つまらないことで喧嘩になったり
することも多い。
そんな時、あぁ、これは自分の
分からないビリーフを抱えていた
ものが染み出してきたのだな・・
と思える余裕があれば何の問題も
生じないわけだが、大抵の場合は
反射的に切り返してしまい、
後悔を生むこととなる。
『7つの習慣』で、「刺激と反応の
間にスペースを取れ」ってあれだけ
書いてあって、何度も肝に銘じた
はずなのに・・・

相手のビリーフを変えることは
難しいし、下手に変えようと
すればますます関係がこじれる
ことになりかねない。
まずは、自分自身が抱えている
無用なビリーフがないか、自己の
棚卸作業を通して定期的に見直し
を行い、必要に応じてそれらを
廃棄していく。
空間が生まれれば、そこに新しい
良質な考えや習慣をインストール
することができるはず。
そうやって、自分を変えると、相手
との関係性が変わってくるので、
いつの間にか相手も変わる、なんて
こともあるかもしれない。
先の『7つの習慣』で言うところの
「影響の輪」である。
(詳しくは同書で確認されたし)

自分自身を定期的に見直し、
良からぬビリーフを見つけたら
すかさず、漏らさず廃棄すること
を繰り返して、人生の一層の充実
を図りたい、自戒を込めて。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。