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コンビニ3社の日販が好調

10月18日の日経MJで、
セブンイレブンの日販が初めて70万円を
超えた
とのニュースが掲載されていた。

数年前に、セブンは日販60万円台半ば、
ファミリーマートとローソンは大体
10万~15万円ほど差を付けられていた
ことを記憶しているので、その後
ジワジワと上げて来たことが伺える。

記事で紹介している、全店平均日販
その前年同期比増加率をここに記して
おこう。

セブンイレブン:70万1000円(4.9%)
ファミリーマート:55万4000円(5.3%)
ローソン:55万1000円(6.3%)
ミニストップ:43万3000円(2.6%)

日経MJ記事より引用

各社ともに好調/堅調である。
セブンイレブンは、日販の水準が常に
コンビニの中で最高を維持してきたが、
70万円を超えたのは創業後初

売上を「客数×客単価」で分解することで
好調の要因をつかむことができる。
記事によると、両者ともに伸びたとの
ことである。

客数は、インバウンドの回復が寄与。
客単価は、「地域フェア」等で付加価値の
高い商品が売れた
ことが要因であるかの
ように書かれていたが、ここのところの
値上げラッシュを思えば、当然客単価は
上がっているだろうと容易に推測
できる
ところだ。

セブンイレブンが、ファミマやローソンに
比べて日販が飛び抜けて高い理由を、
以前に某関係者に伺ったことがある。

セブンの強みは、弁当・総菜類にある
そうだ。
特に、おにぎりが圧倒的に強い。
昔から、「おにぎりはセブン」という
人が多いことを実感して来たが、
それが確実に売上にも反映されていた
ことを知って感心したものだ。

食品以外の売上に関しては、
飲料にしても雑貨にしても、
大手三社どこも日販に大差ない
らしい。
しかし、食品、殊に弁当・総菜類だけは
なぜかセブンが頭抜けて高い。

今回紹介されていた日販は、内訳が特に
書かれていなかったものの、たかだか
2、3年で構成が大きく変わる由もない。
恐らくはいまだに「おにぎりはセブン」
の構図は維持されているはず
だ。

客数増加は、インバウンドの復調
理由として挙げられていたわけだが、
私がフォローしているnoterさんの
中でもピカイチで良質な記事を毎日
発信されている池 辰彦さんが、丁度
一昨日にこんな記事を書かれていた。

コンビニが、外国人観光客に対して、
日本文化を知るための「観光地」として
大人気を博している
という趣旨である。

各社が様々な取り組みを通じて、
すっかり成熟産業となったコンビニを
更に伸ばし続けるために、あれこれと
知恵を絞っている
様子が
生々しく伝わってくる。

日本全国でおよそ6万店。
飽和したと言われながらも、
こうやって未だに伸ばし続けている
姿を見せられると、自分たちの
背筋も伸びざるを得ない。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。