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広告を出稿する場所は、消費する場所に近い方が良い

広告というのは、その文字が示す通り、
「広く告げる」ことである。
出来るだけ多くの人に、ブランドや商品・
サービスの名前なり中身なりを知って
もらうためのものだ。

何はなくとも、まずは「認知」して
もらわなければ、商品・サービスを
消費者が買ってくれることはない。

いわゆる「パーチェスファネル」
呼ばれる、消費者が購入に至るまでに
どのようなプロセスを踏むか
を簡潔に
図で説明してくれる考え方がある。

note1年目で、「スキ」をいただける
数がまだまだ少なかった頃の投稿だ。
今も決して多いとまでは言えないが、
毎日投稿の「同志」が増えたのと、
これまで1,300日以上積み上げて来た
成果が多少は出て来ている。

それはさておき、とにかくまずは
「認知」を獲得するところからが
スタートだ。

そして、「興味」を持ってもらい、
検索などの「行動」に移してもらう。
更に「比較」の関門を突破して、
ようやく「購入」へと至る。

この流れを必ず辿るわけだが、
「購入」への流れに時間がかかる
ものもあれば、一瞬でこの流れが
一気通貫してしまう
場合もある。

例えば、住宅とか、車などの買い物、
そこまでいかなくても家電などの
耐久消費財の場合は、金額が張る
ために、消費者は意思決定するまでに
相当な時間をかけることが一般的
だ。

逆に、ちょっと口さみしい時に
飴やガム、チョコなどのお菓子を
買うとか、のどの渇きをいやすために
PETボトル飲料を買うといった場合、
消費者の意思決定は瞬時に終わるで
あろう。

特に後者の場合、広告で消費者の
行動に影響を及ぼしたいと思ったら、
どんなところに出稿するのが良いか

広告というと、真っ先に思い浮かぶのは
TVCMだろうか。
いや、今の時代であれば、スマホを
見ているときに出て来る様々な種類の
デジタル広告だろうか。

飴やガム、チョコ、グミといった
小腹満たしの菓子類だと、
それらを口にする場所がオフィスや
移動中(車内/歩行中)などが中心

なると思われる。

そして、ふと小腹が空いたと感じたら、
すぐにコンビニやキオスクなどへ
行く可能性が高そう
だ。

そんな消費者に対しては、
オフィス街で目に入りやすい看板や、
電車・バスの車内の目立つところ、
スマホでよくアクセスされるSNS等の
サイト等
に出稿することで、
消費したくなる場面と購入場面との間を
近付ける
ことが出来る。

消費したい気持ちが起こった時に、
真っ先に目に入ったブランドや商品・
サービスがあったなら、それが選ばれる
確率は相当高く跳ね上がる
に違いない。
そう、人間は結構単純なのだ。

買いたいと思ってコンビニに向かう
そんな人も多いはず。
だから、そのコンビニにおいて広告が
流れていると、それを見た消費者が
少なからず影響を受ける
ことになる。

そんな狙いを持って、店内ビジョンで
広告を流してもらうことに注力
する
ところも出て来ている。

ファミリーマートが正にそうで、
7月14日に日経MJによると、彼らの
店舗広告は5年後に利益100億円
稼ぐ目標を立てているらしく、
デジタルサイネージ設置店を今年中に
およそ1万店に増やす計画ということだ。
ファミマは16,000店ほどあるはずで、
一気に3分の2近くまで引き上げると
いうのは、なかなか思い切った投資
だろう。

コンビニに商品を並べてもらうには、
非常に高いハードルを越える必要がある。
そこに、店内メディアへの出稿があると
優先的に店頭配荷のサポートをする

いう「マッチポンプ」的なサービスが
登場、利用しているメーカーも多い。

そう、ファミマも、しっかり勝算を
持った上で投資しているに違いない

のである。

というわけで、
コンビニの店内メディアへの広告出稿は、
今後しばらくは上り調子で推移するで
あろう。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。