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コラボレーション

様々な業種で、
様々なコラボレーションが行われて
いるが、食品業界が最もコラボの
実例が多いのではなかろうか。
誰もが毎日何かしら食べるので、
食品は足が速い業界。
膨大な数の新商品が日々投入されては、
売れないとあっという間に淘汰される。
それでも懲りずに何度も何度も、
多くの会社が努力を重ね、ヒットを
目指して開発しては上市するのだ。

最近、近所のスーパーを歩いていて、
見つけた折につい手に取って
しまったのがこちら。

カルビーのポテトチップスが、
天乃屋の歌舞伎揚とコラボした一品。
歌舞伎揚と言えば、子どもの頃から
ずーっと売られている
スーパーロングセラー。
その味わいを再現したポテトチップス
を、カルビーが売り出したのである。

ポテトチップスとおせんべい、
普通に考えたら競合する
ライバル同士だろう。
お茶請けとして、おやつとして、
家で映画を観るお供として、、、
それが、仲良く手を結んで
コラボ商品を出してしまったところに、
新鮮な驚きを覚えたのである。

「ライバルが売れれば、
自分の売り上げは減る」
という考えではなく、
「ライバルが売れることで、
自分たちも更に売れる」
という考えに立った施策であろう。

ポテトチップスやせんべいが属する、
おやつやスナック菓子の市場は、
それこそ大激戦区、
ひとつのブランドでシェアを
10%も20%も取れるようなところは
そうそうないはず。
であれば、お互いに協力し合って、
お客様の頭の中におけるプレゼンス
(存在感)を高めるという打ち手は
正しいと思われる。

歌舞伎揚の味わいを久々に楽しめば、
近い将来に本物の歌舞伎揚を
食べたくなる可能性が高まり、
天乃屋にメリットが出て来る。
カルビー側としても、このような
限定フレーバーを出すことで、
ポテトチップス需要の裾野が広がり、
また違う味のポテトチップスを
リピートしてくれる可能性が
高まるだろう。

カルビーの新商品を紹介したが、
ポテトチップスの市場に関しては、
実は最近湖池屋がとても頑張って
いるように思われ、個人的に注目
している。
「プライドポテト」が、
とてもいい感じなのだ。
味も良いし、パッケージも良い、
ネーミングから広告に至るまで、
非常にイケている。

これまた最近、思わず店頭で
手に取ったのが、
「神のり塩」
というフレーバー。
「神」である。
どんだけ美味いんだ!?
と思わずにはいられない。

一体どこの広告代理店なり
クリエイターが、湖池屋を裏で
支えているのだろうかと
気になったので、
調べてみるとすぐに出てきた。
天下の電通さまだ。
「電通報」で、鈴木晋太郎さんという
クリエイターが、
湖池屋のリブランディングプロジェクトのことを語っている。

2017年5月のインタビュー記事で、
当時リブランディングで
プライドポテトを売り出した際の
ことが語られている。
今回の「神のり塩」は、リニューアル
新発売にあたるので、インタビュー
には出て来ないが、佐藤章社長の
決断の話などなかなか面白い
エピソードも多く、あっという間に
読んでしまった。

ここ数年、プライドポテトが
出て来た辺りから、
「湖池屋がなんだか変わったなぁ」
「カルビー最近押されてるなぁ」
と何となく思っていたが、
裏で誰がどんな思いでやっているかを
調べようとまでは思わなかった。
今回も、サッとググっただけでは
あるが、電通内でも成功事例として
取り上げられていたことが分かり、
そのクリエイターの思いや、
どんなプロセスを経たのかの
生々しい話を知ることが出来た。
やはり、ふと気になった程度で
あっても、疑問符が頭の中に立った
なら、即座に調べてみることで
自分の世界が広がるのだ、
ということを意識し、実践しなければ
と思わされた。
億劫がっている場合ではない。

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マーケターを生業として20年。 化粧品や生活雑貨のカテゴリーを中心に仕事をしてきた。 自身の暗黙知や経験値、日々の気付きなどを、分かりやすく形式知化し、 更なる成長を目指していく。