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デザインの具体と抽象


デザインにおける具体化と抽象化。
それは、どんな構造になっているんだろう。

今回はそんなデザインの具体と抽象のお話。


▶︎はじめに


先日ゼミの講義として、UXデザイナーの梅本さんに講演とワークショップをしてもらいました。
(梅本さんのブログはこちらです!)

結論から言うとめちゃめちゃ面白かったです。
しかもゼミや仕事に、色々と応用しやすい内容でした。

詳しい内容に関しては、彼が書いてくれているのでこちらを参照して下さい。

今回は、デザインの五層における構造(情報設計)のお話をしていきます。

デザインの五層の図



▶︎情報をデザインするには


「戦略を形に落とし込むには、情報を読み解き、構造的に設計することが大切です。」

このような言葉が、講演の時にありました。

今回のワークショップでは、情報を読み解き、構造的に設計することをしていきました。


この一連の流れで、情報をデザインしていきます。

例えば、犬を単純にしてこのフレームに当てはめるとこうなりますね。

ですが、ただ単にフレームに当てはめるだけではいけないそうです。



情報をデザインするためには、

『誰が』  『どんな状況で』  『何をする』

ための情報なのか
を考えなければいけません。
逆にそれを考慮してないものは、情報ではないとまで言われました。

この犬の話でいうなら、
『家にある財宝を守りたい富豪が』
『ルパンから予告が届いた状況で』
『財宝を守るための番犬が欲しい』
と頼まれた時に、先ほどのフレームを作ったらどうでしょうか。

頼まれた人は、犬種をリストアップし,大きさに分類し,大中小型犬にわけた結果、恐らくドーベルマンを選ぶでしょう。


このようなことを繰り返し、比べて組み合わせていくと情報のデザインができていきます。

ですが、情報のデザインをしていくためには、見方のものさしを多く持たなければいけないそうです。


▶︎見方のものさし


見方のものさしとは、デザインをしていくにあたり、どれだけ多くの角度からモノを見たり考えたりできるかと言うことです。


見方のものさしの例を挙げるとキリがないのですが、デザイン的な例を少し挙げると

色の濃淡は、正しく機能しているか
pxは、アプリのガイドラインにしたがっているか
左右対称になっているか
余白をきちんと作れているかetc..

これをどれだけ知っているかで、モノゴトを色々な見方ができます。

世の中のことをどれだけ勉強をできているかで、ものさしの多さは変わってきそうですね。

見方のものさしがしっかりしてくると、
「今からのプロジェクトは、こんな戦略でいくのか。」
       ↓
「ならば、こんなデザインにしていこう!」

という風になっていくのでしょう。
(はやくこのようなレベルになりたいものです。笑)


▶︎おわりに


最後に、自分なりにまとめて終わろうかと思います。

デザインは、抽象的な「コンセプト」などから徐々に下っていき最後に具体的な「表面のデザイン」が完成するということですね。


そのために、見方のものさしを増やしていくのですね。

そして、『誰が』『どんな状況で』『何をする』ための情報なのかを考えながら、情報を比べ組み合わせていくのでしょう。


なんとも奥が深いですね。

僕は、まだデザインに触れ始めたばかりでそんなに語れません。
もっと深くまで学び、解像度をあげ言葉にできるようにしたいものです。

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