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思い出は砂の城のように
小田急線新百合ヶ丘駅の改札を通り抜けてすぐのエスカレーターを登ると左側のところにタリーズコーヒーがある。4年前の9月、秋の始まり。人生で一番悲しかった日。僕はそこで声を上げて泣いた。たぶん親や兄弟が死ぬ時より辛かったと思う。
彼女とは約2年付き合った。出会いは飲み会。僕は基本的にいきなり異性を(恋愛対象として)好きになることはない。なんか気が合いそうだな、ぐらいのノリで軽く飲みに誘ったのが始まり
雀荘で食うチャーハン
前回の続き。
数年前の僕は、何をしても何を食べても、何も感じない、何も感動しない人間になっていた。具体的には2020年の夏頃から翌年の春ぐらいまで。この頃はいったい何をしていたのか、日々をどう過ごしていたのか、まるでその部分だけ消去されてしまったかのようにあまり記憶にないのだ。この頃の思い出という思い出がほとんど抜け落ちている。多分将来のことを考えたくなくて、本当に何も考えずに過ごしていたんだと