年末年始の過ごし方

1年で一番好きな時期はと聞かれるとノータイムで「年末年始」と答えるぐらいには年末年始が好きだ。特に12/31から1/1にかけての前年の余韻を楽しむ夜から、その夜が明けてさあ新しい年が始まるぞと活況に沸く街が好きだ。この時間だけは世の中が不景気だろうが大臣が汚職や不倫で辞任しようが世界で戦争が起きていようが、街をゆく人々の表情は大体明るい。

大人になってからというもの、大晦日と元日の過ごし方は一定している。家なんかじゃ過ごさない。こんなに楽しい空気が流れる期間なんてそうないんだから外に出ないと勿体無い。誰かとなんか過ごさない。1人で過ごす。

大晦日は必ず川崎に行く。で、チネチッタに行きレイトショーで映画を観る。だいたい0時前に上映は終わるから、映画館を出たら京急という赤い電車に乗って川崎大師まで行く。露店で買ったリンゴ飴を舐めながら人の波をかき分け本堂を目指す。川崎大師は本堂までがかなり遠いが、新年明けたばかりのこの辺りの雰囲気というのは1年で1番明るいので、その幸せな空気を味わいながらずんずんと歩いていく。

本堂に着いたらおみくじを引く。別に目はなんでもいい。引くことが大事。大吉なら大吉でテンション上がるし、大凶なら大凶でネタになる。おみくじに書いてあることで当たったことなんか記憶にない(というか5分で書いてあることなんか忘れる)。それでも金を掛けて引く。雰囲気を買うとはまさにこのことだと思う(養分)。

帰りはイカ焼きでも買って齧りながら、また人の波をかき分けて駅まで向かう。電車に乗って家に帰り、出汁を作ってそばを茹で啜る。食べ終わって、さあ陽が出ようかというぐらいのタイミングで寝床に入る。そして昼過ぎまで寝る。昼過ぎまで寝ても元日だし、罪悪感はゼロ。年末年始のいいところはこれ。世の中から罪悪感の3文字が消える時期。

大人になってからの年末年始2日間の過ごし方は大体これ。もう12/31の19時ぐらいには体が疼いて出かけたくなるぐらいには大晦日と元日に脳を焼かれてしまった。でも結構気持ちわかってくれる人多いんじゃないか?

なんだか大層に大晦日~元日の過ごし方を書いたが、悲しいことに今年は12/29にインフルにかかり絶賛自宅待機中。本当に悲しい。

かくかくしかじか語りましたが、1年間ありがとうございました。
2024年は動画の投稿頻度を上げる(これはマジで。会う人会う人に怒られる)、多媒体にも積極的に出る(他chでも雑誌でもネット記事でも。オファー待ってます。ちょっとエッチなアングラネタいっぱい持ってるので僕のこと使ってください〜)、意識するのはこの2つかな。また来年もよろしくお願いします。


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