ブラジル面白ニュース 布施直佐 月刊ピンドラーマ2024年8月号
☺420レアル札!?
先月3日、パラナ州クリチバ市で男性が麻薬販売容疑で逮捕された。
男性は40個に小分けされたコカイン、クラッキ46錠の他、財布の中に420レアルの偽札を所持していた。偽札は全体が緑色で、ナマケモノと大麻の葉が印刷されていた。
420は大麻を表す俗語で、カリフォルニアの高校生のグループが放課後16:20に大麻を吸うために集まったことに由来する。同じ420レアル札は2021年に詐欺グループが老人への支払いに使った他、これまで何度か使用が確認されている。
☺ジャガーの「健康診断」
先月2日、サンパウロの野生動物研究所で飼育されている一頭のジャガーがマットグロッソ州クイアバ市の州立大学内の動物病院で「健康診断」を受けた。
今回の「健康診断」は、ジャガーが推定18才と高齢であり(ジャガーの平均寿命は20才)、また、ここ数日間で急に痩せてしまったため体に異常がないかどうかを確かめるためのものだそうだ。
野生動物研究所で麻酔をかけられた後、動物病院に搬送され、血液検査、感染症の有無、超音波・放射線検査、そしてCTスキャンによる検査を受けた。
☺突然ヤシの木が...
先月4日早朝、リオデジャネイロ州カーボフリオ市ジャカレ地区の道の真ん中に突然ヤシの木が出現した。地域住民によると、市当局が穴ぼこだらけの道を補修しないことへの抗議のため誰かが植えたようだ。
住民のディヴァウド・ムニスさんは、
「昨日まではヤシの木はなかったよ。市は観光客が来る場所しか面倒を見てくれないんだ。ヤシの木を植えるなんて平和でしゃれた抗議だと思うよ」
と賛同している。木は通報を受けた市当局により間もなく撤去された。
月刊ピンドラーマ2024年8月号表紙
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