ブラジル面白ニュース 布施直佐 月刊ピンドラーマ2024年10月号
☺カラオケタクシー
リオデジャネイロ市の配信アプリの運転手ハファエル・ロペスさん(41歳)は乗客が走行中楽しく過ごせるよう車内にカラオケ装置を設置している。マイク、スピーカーだけでなくカラフルな照明も取り付け、プライベートなドライブショーを満喫できる仕組みだ。
カラオケの他にお菓子、化粧道具、スマホ用品、避妊具など色んな商品を揃えた“ミニコンビニ”も車内にあり、そのおかげで売り上げは以前より40%増えたそうだ。
「移動中カラオケをずっと楽しんで、目的地に着いた後もマイクを離さず、車の外で歌って踊った人もいますよ。その時は私も一緒に踊りましたがね」
☺大悪魔のビザ
サンパウロ州プライア・グランデ市に住むタトゥー・アーティストのディアボンさんは「世界で最も多くのインプラントを頭部に埋め込んだ男」としてギネスブックに登録され、名前もミシェルからディアボン(大悪魔)に登記所で変更したばかりだ。
ディアボンさんは、マイアミで開催されるタトゥーのイベントに参加するため、先月10日サンパウロのアメリカ領事館にビザの申請をしたところ却下された。
「私の外見が異常であることは自覚しています。ですが私を見た途端、担当者は『こいつには絶対ビザはださないぞ!』というオーラを発し、月並みな質問を2,3しただけで、提出した書類も見ずに却下しました。公平な審査とは言えませんよ!」と憤りを露わにしている。
☺ペットの養育費
ミナスジェライス州コンセリェイロ・ラファイエッテ市で、離婚する前に夫婦が飼っていたイヌの養育費を元夫が元妻に支払うようとの判決が下された。養育費の額は最低給料の30%に当たる432.60レアル。
「ブラジル社会ではペットも家族の一員という考えが浸透し、養育費に関する訴訟が増えつつあります」と担当判事は語っている。ちなみに日本ではペットは法律上は「モノ」として扱われるため、法律上、養育費請求権は認められない。
月刊ピンドラーマ2024年10月号表紙
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