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出会いなおし
この間、久しぶりに絵都さんの作品
『できない相談』を読んで、
続けて絵都さんの作品が気になり借りた本。
(もっぱら図書館通いが続いてる…)
絵都さんの描く世界は、
現実の「私」が訪れるのではなくて、
現実とは違う「私」が足を運び、
読んでいる間は時が止まるような、
現実と乖離しているような感覚になる。
だから、本を閉じると
急に現実を感じる。
『できない相談』を読んだときは、
本を閉じて思わずニヤッと笑みがこぼれた。
『出会いなおし』は、
フ―っと息を吐いて目を閉じる感じ。
生きていく中で、
私たちは様々な決断を迫られる。
白か、黒か、はたまた赤か。
その度に私は、立ち止まり、
深く深く考え、悩む。
時にはポンっと答えを出すこともある。
でも、
答えを出さずに、
白でも黒でも、赤でも青でも、
何色でもいいよ~♪
みたいな感覚も大事なのでは、と。
全ての決着を付けず、
敵も味方もみんなトモダチみたいな、
いろんな思いを混ぜ合わせてもいいんじゃない、なんて。
近頃思う。
答えを出さないことは、決して、逃げではない。
むしろ、新しい道を作り、踏み出すこと。
現状維持は退化なり。
今日も新しい一日を生きる。
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