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映画キロク vol.1 【ストーリーオブマイライフ わたしの若草物語】

【ストーリーオブマイライフ わたしの若草物語】


コロナウイルスの自粛から明け、待ちに待った映画館での第一弾はこちら「ストーリーオブマイライフ わたしの若草物語」。

「レディーバード」のタッグにティモシーシャラメにアカデミー衣装デザイン賞だなんて、もう見る前から美しい!この際内容なんてどうだっていいや、久々の大画面で美しい映像が見れればそれだけでいいの。

なんて思いながら見始めたたら、それはもう美しいだけではありませんでした。

「女」としての生き方

真面目でひたむきで「女」としての生き方をまっとうする長女メグ、自分の力で道を切り開き夢を追いかける次女ジョー、儚く可憐な優しい三女ベス、頑固で気が強いけどどこか劣等感のみられる四女エイミー。彼女たちが紡ぎあげる10年ほどの物語は、喜劇でも悲劇でもなく人生そのものでした。

映画館には女性が多かったのもそのはず、1800 年代後半の南北戦争時代が描かれているはずなのに、ふとした瞬間にわたしたちは、彼女たちと自分を比較しては共感し、同情し、時には安堵してしまいます。

「結婚は経済」で0-100まで男性に仕え、子育てに徹し、家庭を守るためなら自己犠牲は厭わない、なんてメグの生き方はもう100年も前の話。

私はジョーに共感し称賛し、彼女のような人たちが女性の生きる道を切り開いてくれたことに感謝するべきなのに…

どこかでメグの生き方に憧れて、ジョーの寂しそうな顔と自分を照らし合わせ悲しくなり、

女としての幸せってなんなのだろうとわからなくなってしまいます。

そんな話は置いといて 

なんて、私の幸せ論であったり、女性の社会進出に対する意見だったり、理想の家族像であったりをここで長々と話しても終わりが見えないので、そう言った話はさておき。

本作はやはり期待した通り、画がとても美しい!

なんと言っても、ティモシーシャラメの麗しさったら。このままでは全女性が彼の奥まで吸い込むような瞳にやられてしまうでしょう。「レイニーデイインニューヨーク」を公開してはだめです、彼の虜をますます増やすことになってしまいます。

理解不能なローリーの行動もシャラメが演じているから許せてしまいます。

いや、「お前に意思はないのか!」と言いたくなる場面は多々あったけど、彼がいるだけできっとみんなハッピーなのだから問題ない、となんとか気を落ち着かせることができました。

小物使いと衣装のデザインにより、あっという間に私たちを100年以上前の世界に連れていってくれる最高の2時間半がそこにはあります。

女性主体の映画だからこそ男性にも見てほしいし、女性の生き方を少しでも考えてもらえるきっかけになればなと思いました。

どうしよう、これじゃあまるで小学生の夏休みの感想文です。

締めの言葉が思いつかないので、今回はこの辺で失礼します。

わたしのより一層の文章力の向上を願って。















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