身近な海が変わっていった話
こんにちは。株式会社パイロットでディレクターをしています。Kです。
SDGs「目標14 海の豊かさを守ることはなぜ大切か」に関する記事です。
是非最後までお付き合いください。
ちょっとだけ昔話を
実家から少し歩けば海岸線、夜には波の音が聞こえるような環境で育ちました。近所も漁師の家が多くて、物心がついたころから遊びの面でも食の面でも海の恩恵をよく受けていたと思います。
小学生のころは春から夏にかけての間毎週末、海岸の清掃をしていました。
田舎ということもあり、その頃は全然ゴミなんて無くて、2時間やっても大きなゴミ袋1枚使い切れないほどでした。
朝早くから集まって行っているのに成果が少なくて先生に文句を言っていたことをよく覚えています。(今思うと、喜ぶべきことだった。)
夏になるとそれこそ毎日のように海に通って、防波堤釣りをしたり、干潟で蛤を取ってお昼ご飯にしたりと過ごしていました。夏休みの宿題は最後の1週間に怒られながらやっていました。
中学生になると、海岸の砂が無くなることへの対策で海に消波ブロックが沢山沈められました。釣りをしていた防波堤は立ち入り禁止の看板が建ち、地域のゴミ拾いも回数が減ったのかゴミが目に見えるようになりました。
そして、気づけば家の目の前の海で遊ぶことは無くなりました。
大人になり・・・
そんなこんなで大人になり、会社でSDGsに注目するようになってから久しぶりに実家に帰ったときにふと海に行くと、泳げなくとも大きなゴミが見当たらない綺麗に整備された海がありました。
気になって調べてみると、様々な地域団体や行政で清掃プロジェクトが動いているようでした。
「SDGs」として始動したのか、もともと動いていたものなのかは定かではないですが、久しぶりに身近な海の綺麗な姿を見たら嬉しくなりました。
海洋ゴミと、いま自分にできること
海洋ゴミについて調べて、大半は陸からのゴミと知りました。冷静に考えればそうですよね。
外に何気なく放置されたモノが川や生活用水を渡って海に流れついてしまうことがあるようです。それこそ今日道端で視界に入った小さなモノが、数ヶ月後には海を漂っているかもしれないと思うと身近な問題だと感じました。
なお、海洋ゴミのうち約6割がプラスチックゴミと言われています。
私たちの生活でプラスチックは今や欠かせない存在になりました。使い捨てられるものは特に便利ですよね。
ですが、今一度その便利さについて本当に必要なものなのかどうか、このタイミングで考えるべきなんじゃないでしょうか。
このままのペースで海のプラスチックゴミが増え続けると、2050年には海の魚の総重量を超えると言われています。個人の行動は小さいし、毎日出来ないと思っていても、今日の一回、明日の一回の行動で、その未来は変わるかもしれません。
今更と思う人もいるかもしれないですが、少しでもプラスチックゴミを減らせるよう、僕もマイバックと水筒を買ってみました。こういうものは持つと愛着が湧きますね。
この問題を完全になくすことは難しいかもしれないですが、まずは自分の行動を変え、その次は周りを巻き込んで。
その行動が、近い将来大きな力になっていることを願います。
参考サイト
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