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音楽とサスティナブル

2023年10月19日に開催された、第15回SDGsミライテラス「音楽をサステイナブルに~生物多様性に向き合う~」。

こちらの取材記事が興味深かったので紹介します。

この記事の前半は、音楽の持続可能性に焦点を当てています。具体的には、楽器の材料調達が難しくなっている問題が指摘されています。


事例1

例えば、クラリネットやオーボエなどの木管楽器の生産に使用されている「グラナディラ」の呼ばれる木。このグラナディラが違法伐採や森林火災の影響で減少傾向にあり、準絶滅危惧種に指定されているそうです。

そこで、大手楽器メーカーのヤマハは、グラナディラの主産地であるタンザニアで、現地住民と協力して森林管理の取り組みを始めました。

↓↓取り組みの詳細はこちら

事例2

また、伊藤忠商事では、ことの演奏に使用する「箏爪ことづめ」に象牙が使われていることに着目。

象牙の代わりにセルロースナノファイバー(CNF)を使用した試みが紹介されています。

↓↓取り組みの詳細はこちら

ちなみに、ことと琴は別の楽器なんですね。

どちらも弦楽器の一種ですが、琴柱ことじをたてて音を合わせ、箏爪ことづめをはめて弾くのが箏、琴柱を使わず弦を押さえて音を作るのが琴です。

https://www.ndl.go.jp/kaleido/entry/24/

普段、「こと」と聞いて思い浮かぶ楽器は、実は【こと】のほうでした。

少し脱線してしまいましたが、このように、楽器の生産にも持続可能な取り組みがされていることがわかりました。
では、楽器が生産されたその後はどうなのでしょうか?

中学・高校と吹奏楽部に所属していた私ですが、修理もできず不要になった楽器のその後については考えたこともなく、ふと疑問に思ったので調べて見ました。

使用済み楽器のその後

楽器は、丁寧な扱いと日々のお手入れ、定期的なメンテナンスを行うことで長く使用することができます。

しかし、どんなにお手入れをしていても、経年劣化で使用できなくなるときが必ずやってきます。

音が出る状態であれば、リサイクルショップに持ち込んだり寄付したりすることも可能ではありますが、修理ができない状態や音が出ない状態では廃棄せざるを得ません。

廃棄せざるを得ない状況になった楽器たちをどうにかできないか、と考えできたプロジェクトがありました!

廃棄楽器で生まれ変わったインテリア製品、とってもオシャレですよね。

廃棄楽器を活用した取り組みが少ないのは残念ですが、今後、もっと取り組みが広がっていくことに期待したいですね!


編集後記

記事後半の「食料と消費 生物多様性に影響 」について、もう少し詳細が知りたいと思いました。

なぜ食料需要の増加が生物多様性に影響を与えるのかについてこの記事では紹介されておらず、特に、「肉類消費の削減や食料廃棄物の削減」がどう関連するのか、非常に気になります。

※論文は有料のため確認できず。
※その他記事や立命館大学HPに掲載されている要約にも、関係性までは記されていませんでした。


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