見出し画像

「そういうものだ」とは何か

最近テレビやCM(特にCM)で、SDGsだサステナビリティだというフレーズを耳にすることが多くなったと感じます。

その前からも『不都合な真実』という映画が話題になったり、グレタさんのニュースが話題になったり、環境問題については何かと定期的なスパンでやってくるなあとは感じていましたが、どこか自分ごとではないというか、どこかの国の誰か偉い方々がなにかに取り組んだり対策してくれているんだろうなくらいにしか考えていませんでした。

しかし毎日毎晩、お茶の間でばんばん環境に優しい推しの商品CMを目にするようになり、ニュースをつければそれ関連のイベントレポートがあり、この流れが当たり前となっている今回のムーブを見ると、これはもう一過性のものではないんだな、、と。
いよいよ庶民にまで話が降りてきたぞという感じがしているわけです。

話は逸れますが、私は寿司が好きです。昔は新幹線に乗ると必ず、柿の葉寿司やらます寿司やらを買い込んで、なんなら一度に2つ食べるくらいに好きです。
新幹線の座席はそんなに広いわけではなく、テーブルも広いとは言えず、食べるときは窮屈な思いをするのですが、柿の葉寿司やます寿司は、開けてすぐ口に入れられるものではなく、必ず葉っぱにくるまれているのを取る作業があります。
狭い座席でこの作業はなかなか面倒で、膝にビニール袋を広げておいて、取った葉っぱをぽとぽと捨てていく。。寿司自体はおいしいので、これはもう演出というか儀式みたいなものだと思っていました。

当たり前だった生活が一変

さて、世の中がコロナ一色になり、新幹線での旅なども激減し、会社への出勤も必要なくなり(在宅作業にシフト)、大きく生活が変わったわけですが、何が一番インパクトが大きかったかというと、、自炊です。
外食できないので自炊頻度は増加し、同じものばかりだと飽きてしまうので毎日毎日献立を考え、レシピを調べ、、、。レシピに応じて調理器具も少し増やしました。ボウルを2個増やし、バットも3つ買い、天ぷら鍋も購入。

それはおいといて、調理機会が増えたこと、そして毎日のテレビからの環境推しにより、今まで気にしなかったことが気になっている自分に気がつきました。

それはゴミ。それも、「安易に」発生させているゴミの問題です。

つくる責任 つかう責任

自炊には、そのまますぐ食べる場合と、昼に夜用のを作り置きしておく場合があると思いますが、特に後者において、自分が「なんにでもとりあえずラップしておく」というのを何も気にせずにやっていたことに気づいたのです。

今まで当たり前すぎていたこの作業。これはなんのために、というか「そこまで必要か?」
無駄なことなのでは、、。

当然ですが、外したラップはすぐゴミ箱へ。数十分、数時間だけ置いておくのになんでいちいちラップしてたんでしたっけ。そこまで潔癖症ではないし、即、料理が腐るわけでも、そこら中に虫が飛んでいるわけでもないのに。

人々はなぜすぐラップをするのか(←自分だけではないと思っている)を考えながら玉ねぎを切っていたとき、剥がした玉ねぎの皮の裏側がつやつや、なめらかで、これラップがわりに使えるんじゃないかな、、そういう技術を誰かが研究してないのかな(※)、、など、今まで考えたことがないことをぼんやり思っている自分がいました。

※あとで調べたら、色々な自然素材でラップ代用品が開発されている。野菜で作られたラップもあり。
https://bene.is/articles/1

つやつやフィルム風の玉ねぎ皮(裏側)
ネギもまあ、やろうと思えば使えそう

まとめ

取り留めもない話になってしまいましたが、我々庶民レベルにまで落ちてきた環境問題を考えるとき、決して高尚でハイレベルな次元のことを考えないとダメなものではなく、こういう身近なところから少しでもゴミを減らす、代替アイディアを考える、などから始めると良いのではないでしょうか。

柿の葉寿司やます寿司の葉っぱには、乾燥を防ぎ保存する目的があったようです。
昔の日本人は自然素材を使い、効果と環境問題を(図らずも)両立させていたのだなあと。

一個人として、今までの当たり前について、これを機に見直す、というのも悪くないと思います。

弊社パイロットでも社内的な取り組みとして、自社向けSDGs取り組みサイトが作成され、社内規程の見直しや社員同士のコミュニケーションのあり方など、今まであまり気にせず「そういうものだ」と思っていた箇所にスポットが当たるようになり、一人ひとりが改めてものごとを考える機会が増えてきたと感じます。

この動きが社内全体の雰囲気を良くし、対外的にも良い影響を及ぼし、お付き合いのあるクライアント、パートナーにもなにかしらのきっかけとして伝播していったらいいなと思っています。


■PILOT 公式Twitterはこちら
PILOT 公式Facebookはこちら

↓↓PILOT SDGs特設サイトはこちら↓↓

↓↓PILOT 企業サイトはこちら↓↓

この記事が参加している募集

SDGsへの向き合い方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?