LGBTQ+フレンドリープロジェクト・キックオフイベントに参加!

こんにちは。ピローです。

今回は、LGBTQ+フレンドリープロジェクトについてお話しします。

①今月から明石市でスタートしたファミリーシップ制度とは?

ファミリーシップ制度とは、互いを人生のパートナーまたは家族として尊重し、継続的に協力し合う「パートナーシップ関係」であることを表明した2者が市に届出をし、市がその届出を受理したことを公に証明する制度です。


明石市のファミリーシップ制度の特徴は、名前にファミリーと付いているように、パートナ関係の2者の他に家族として暮らしている子ども(未成年)がいる場合で、子どもを含む家族の関係を届け出てもらった場合には、合わせて証明するという所です。

②LGBTQ+フレンドリープロジェクトとは?

LGBTQ+フレンドリープロジェクトとは、「明石市パートナーシップ・ファミリーシップ制度」がスタートする2021年1月をきっかけとして、このテーマをまちづくりのテーマと位置づけ、市と関係団体、事業者がみんなで一緒に継続的に取り組んでいく機運を高めていくためのものです。

特に1月~2月末までの期間、「明石にじいろキャンペーン」期間と位置づけ、ポスターやステッカー、レインボーフラッグの掲示などを含め、まちを挙げた周知を目的に行われています。

③キックオフイベント(講演&クロストーク)

<明石市長の挨拶>

1月9日(土)に明石市民広場で行われたキックオフイベント(講演&クロストーク)に参加してきました!

冒頭の泉房穂市長の挨拶から大きな感動がありました。挨拶では、明石市のパートナーシップ・ファミリーシップ制度はどのようなものであるかということやこの制度に込めた意義、これからこんな街にしていきたいと意気込みや思いがひしひしと伝わってきました。

特にLGBTQやSOGIEの問題は、少数者だけの問題だと思われがちだが、これは全ての人に共通する問題であると述べていたのが印象的でした。だから、明石市がすべての人が暮らしやすい街にして行くためにもこの制度を作ったという話をされていました。

これは真理だなとすごく感じました。街づくりというと、防災とか教育とか福祉ということが、注目されがちだが、本来は全ての人が幸せに暮らせるためにあるものであるということです。そして、セクシャリティの問題も一人一人の問題であり、それをみんなで力を合わせながら、よりよくしていこうというのは、LGBTQやSOGIEの政策を行う上で、最も大切なことだと思います。

冒頭挨拶で、とても話過ぎてしまいましたが、私は市長の熱烈なファンとかではなく、市長の暖かい思いがすごく伝わる演説だったので、紹介しました。政治家というのは、原稿を読んで、話すというのが多いので、少し新鮮だったのかもしれません。(みんながみんな、原稿の棒読みとは言いませんが…)

<ブルボンヌさんの講演>

女装パフォーマーのブルボンヌさんが講演の講師でした。着物で登場して、とても可愛い人だなと思いました。

テーマは男らしさ・女らしさより自分らしさが社会を変えるで、自身の経験を話しながら、OOらしさの意味について、話してくださいました。子供頃の恋愛ばなし、パートナーとの出会い、親にどうやって伝えたのか、装いのこと、趣味のこと等、実に様々な話をPOPにしておられました。

特に私は、子供時代、おもちゃを買う時にトミカかリカちゃん人形を買うかで迷い、リカちゃん人形がほしいと思ったが、買ってもらえなかったという経験が印象的でした。私自身も自分の好きなものが女の子らしいものが好きだったりしたので、これはすごく同感できました。

最後にブルボンヌさんは自分自身を大切にしてほしいとおしゃってしました。やはり、自分に自信がないと相手を大切にすることはできません。他者を大切にし、尊重し合うするには、まずは自分が好きであり、大切にできる必要があります。だから、自分自身を好きに、大切にしてほしいとおっしゃっていました。

<クロストーク>

クロストークのテーマは、ありのままを大切にする街づくりでした。冒頭の市長の挨拶にあった通り、ありのままの自分を大切にできる街づくりを行うにはどうすればいいのかということをブルボンヌさんと他の4人のゲスト(井上鈴佳さん、加納克典さん、嶋田全宏さん、松本友生さん)を交えて、クロストークが行われました。

この中では、家庭や学校の中でどのようにセクシャリティのことを教えていくのか?や制度をどのようによりよくしていくか、セクシャリティをカミングアウトした時の経験等が話されました。

特に印象的だったのは、たとえパートナーシップ制度ができたとしても、理解が広まり、それを照明できる場所ができないと意味がないということでした。パートナーシップ制度はあくまでも市町村が認定しましたよという話だけなので、いくら制度ができても、例えば、同性パートナーが家を借りる時に家族として認めてもらえなければ意味がありません。だから、この制度のスタートを皮切りに理解が広がるように啓発を行っていかなければいけないということです。

また、セクシャルマイノリティの多くは、子供時代から多くの悩みを抱えているといいます。だから、家庭や学校内で周りにいる大人や友人が支えてくれる環境も必要だともおっしゃっていました。カミングアウトしても特別視や差別ではなく、普通にしてくれることがある意味では安心材料なのではないかと思います。だから、もし、そのようなことに出会った時は、それを受け止めて、普通に接してほしいと思います。

イベントの様子は明石市HPにも記載されています

今回はここまで。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

それではまた。さようなら。

Twitterもやっています


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