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【活動報告】#ピルコンルーム no.21「妊娠・育児のリアル ―ライフプランを立てる前に― 」

こんにちは!ピルコンのあみてぃーです♪
2022年、明けましておめでとうございます🎍
皆様、新年いかがお過ごしでしょうか☺?
ピルコンでは、11月30日20時より助産師であり、現在子育てをする母親でもあるピルコンメンバー柚木理恵(りえねぇ)さんをゲストにお迎えして、 #ピルコンルーム no.21「妊娠・育児のリアル ―ライフプランを立てる前に―」を開催しました!

当日は、20名以上の方にご参加いただきました~!
今回は、イベントのスライドと共に、その内容を簡単にご紹介します。
「結婚後のパートナーシップ」「妊娠・育児」について一緒に考えていきましょう🤱🏻

✻ライフプランに関する基礎知識

まず始めに、ライフプランについて考えるうえで押さえておきたいポイントについてご紹介します!
皆さんは「家族」という言葉を聞いて、どのような家族像を思い浮かべますか?
おそらく、多くの人は男性の父親、女性の母親、そして子供…という姿を想像するのではないかと思います。

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ですが、「家族のあり方」「ライフプラン」は時代の流れと共に変化し、上記のスライドにあるように実に多様なものとなってきています!

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そして、パートナーシップは男性―女性間でのみ形成されるものではなく、同性同士にも公に認められるべきだという考え方も広まりつつあります。
性の多様性の普及に伴い、「同性婚」という言葉を耳にすることが増えた、という人もいるかもしれませんね。
ですが、日本はG7の国々の中で唯一同性婚が認められていない国であるということについても併せて知っておく必要があるでしょう。
様々なセクシュアリティの人たちが自分の愛する人と安心してパートナーシップを築くことのできる社会を創るためには、地域ごとに認められている「パートナーシップ制度」だけでなく「同性婚」のように社会的効力を持つ法律も大変重要なのです。

また、イベントでは子育てなどについて考える際に必要な考え方である「SRHR=性と生殖に関する健康と権利」についても学びました🖋
SRHRについて詳しく知りたい方は、こちらのイベントレポートもチェックしてみてくださいね!

✻りえねぇから学ぶ「妊娠・育児のリアル」

今回のメインセッションでは、ピルコンメンバー柚木理恵さん(以下ピルコンネーム=りえねぇ)から、自身の経験を元に「妊娠・育児のリアル」についてお話していただきました!
りえねぇは現在一児の母親でありながら、助産師などの様々な資格を生かし、県助産師会で性教育や相談業務をするなど幅広く活躍されています。
今回のゲストトークでは、りえねぇ自身が「若いうちから知っておきたかった!」と感じた内容を盛り込んでお話してくださいました🌟

※今回は便宜上、生物学的女性/男性を「女性」「男性」と表現しています。
また、必ずしも結婚して子どもを持つことを勧めるものではないという点をあらかじめご了承ください😌💭

・talk1「結婚してからのパートナーシップ」

まず始めに、結婚後の「パートナーシップ」についてりえねぇが学んだことについてお話していただきました。
結婚してパートナーとの共同生活を始めることで、当然パートナーシップにもたくさんの大きな変化が起こると思います。

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りえねぇは、自分本位な考え方や行動をしていては、結婚後の良いパートナーシップを築くことは難しいと考えているそうです。
そして、「自立した個人の生き方を尊重し、お互いを支え合える家族」を理想の家族のあり方と考え、互いにとってより良いパートナーシップを築く方法を探求していったそうです!

また、共同生活にまつわるストレスを抱えているのにもかかわらず、パートナーに対して遠慮したり、我慢したりして想いを伝えることを躊躇してしまうと、ストレスが限界まで溜まってしまい、爆発するということが往々にして起こり得ます。
そのようにならないためにも、自分の想いをIメッセージで相手に伝えるなど言い方を工夫しながら、相手にしっかりと自分の想い・本音を伝えることが結婚後のパートナーシップにとってとても大切だと、りえねぇは考えているそうです🌸

・talk2「赤ちゃんとわたし」

続いて、赤ちゃんが誕生することで1日のスケジュールはどのようになるのか、どのような悩みが生まれるのかなどについて、りえねぇが実際に体験した「リアルな赤ちゃんとの生活」を通して学びました!

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りえねぇが経験した赤ちゃんとの1日を見てみると、生後一か月では授乳と寝かしつけが夜も延々と行われていることが見て取れます。(まさに、無限ループですね…。)
生後一歳になっても尚、自分自身の時間のほぼすべてが、赤ちゃんのための時間で埋まっていることに驚いた人も多いのではないでしょうか。

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りえねぇは、子どもが生後一か月だった当時から、1日1~1.5時間寝て起きる…という生活を一年半ほど繰り返していて、まとまった睡眠時間が取れないことで体のリズムが整わず、とてもつらかったそうです。
また、驚くことに生後間もない赤ちゃんは1日に10回以上うんちをすることもあるそうで、授乳と寝かしつけに加えて、おむつ交換も頻繁に行わなければならなかったことも大変だったそうです。

初めて子どもを持つ親は、子どもに対して24時間気を張って、神経が過敏になっているため、心も体もともに大きな負荷がかかります。
育児書通りにいかなかったり、周りと比べて子どもの成長を不安に思ったりするお母さんやお父さんもいるかもしれません。
ですが、りえねぇは「育児書=あくまで理想を描く教科書」ということを頭に入れ、成長は個々人で違うのだから親と子どものペースで育児をし、両親ともに笑顔な姿を子どもに見せてあげることが一番大切!とお話してくださいました🤱🏻❤️

・talk3「家事育児は分担!協力!」

ここまでで、生まれたばかりの子どもと過ごす一日は非常に大変であるということが分かりましたが、そのハードな一日をお母さん/お父さんただ一人で乗り越えていくことは更に過酷だということは想像に難くありません。
りえねぇは、そんな綺麗事だけでは成り立たない、大変な育児をパートナーと具体的に分担し、協力することで乗り越えてきたそうです!

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りえねぇは、パートナーとの家事・育児の分担を「得意/不得意」で分担していたそうです。
この分担の調整には、かなりの話し合いを重ねたそうで、talk1のスライドにあったように、家庭生活のどの場面においても相手に対して自分の思いを遠慮せず本音で話すことが大切だということが分かりますね。

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また、りえねぇは耳👂の情報よりも目👀の情報を大切にして共有することを心掛けていたそうで、リストを作るなどして「見える化」の工夫を行っていたそうです✨

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イベントでは、実際にりえねぇが作成したリストをいくつか共有して紹介していただきました!
りえねぇは自身が作成した家事リストの中で、トイレットペーパーの芯を片付ける、製氷機の水を入れるといった「名もなき家事」の存在を特に重視しているそうです。
「これくらいやるか…」ということを気づいた側が段々と積み重ねていくことで、片方が分担の偏りを感じ、ストレスの原因になることもあるため、家事・育児にどのようなものがあるかを一度リストで「見える化」することで、分担しやすくしたそうです!
このような細かな生活の工夫が家庭の分担・協力を円滑なものにしてくれるかもしれませんね🌱

✻まとめ

りえねぇの様々な実体験から、「結婚後のパートナーシップ」「赤ちゃんと過ごすリアルな一日」「家事育児の分担」についてみていきましたがいかがだったでしょうか😌?

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最後にりえねぇは、妊娠出産や家事育児において、パートナーと協力することはもちろん大切なことですが、地域の医療関係者に相談に乗ってもらったり、育児に忙しい時には無理して料理をせず、外部のサポートを活用したりするなど周囲の人を頼ることもとても大切だとお話してくださいました!

そして、育児はとても大変だけれども、自分の子どもの存在はそれ以上に計り知れないほどの喜びを与えてくれるということも皆さんに知ってほしいとりえねぇは伝えてくれました💗

―今回のイベントを通して―

りえねぇが実際に経験した「赤ちゃんとの一日」のハードスケジュールさに非常に驚き、産んでからが子育ての本番ということを学ぶことができました。そして、大変だからこそパートナーと具体的に話し合い、生活を工夫しながら支え合うことがとても大切なのだということも理解できました。
また、家事育児は苦労や手間をかけるほど良いと考えられがちですが、世のお母さんお父さんたちが、自分一人で頑張り過ぎず、何よりも子どもと自分自身の心と体を大切に、パートナーと協力し、時に周囲の手も借りながら行っていける風潮が広まると良いと感じました!

🗣参加者の声

・この講座を通して初めて知ることはありましたか?

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参加者の100%が「とてもそう思う」「そう思う」と回答してくれました!

・この講座はあなたの役に立つと思いましたか?

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参加者の100%が「とてもそう思う」「そう思う」と回答してくれました!

皆さんからは、
🗣「りえねぇさんの実体験に基づいた育児・家庭・仕事を共立するための具体案を聞くことができてためになった。」
🗣「結婚生活では、お互いに意見を共有し合うことが必要不可欠なのだと改めて感じました。」
🗣「生後一か月の『寝る→おっぱいをあげる』のスケジュールが衝撃的だった!リアルなお話から様々なことを学べた。」

などの感想をいただきました😊
ご参加・ご協力いただいた皆様ありがとうございました~✨

✻ピルコンからのお知らせ

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最後まで読んでくれてありがとうございました!
私事ではありますが、就活のためイベントレポの執筆を一時休止させていただくこととなりました!
今まで、担当した記事を読んでくださった皆様ありがとうございました🙇🏻‍♀️💗
次回の執筆担当はインターン・イベント担当の“まゆ”になります!
引き続き、ピルコンnoteをよろしくお願いします😌

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この記事を書いた人*ピルコンフェロー/広報インターン生 あみてぃー🌷
東京女子大学人文学科歴史文化専攻の3年生。パートナーシップコミュニティ「ふたりの教室」公式アンバサダー🎖「人生をデザインするため、性を学ぼう。」というピルコンのキャッチフレーズに惹かれ、メンバーになる。最近の関心事は、パートナーシップとフェムテック用品!

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