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【活動報告】#ピルコンルーム no.20「みんなで考える #パートナーシップと性」

こんにちは!ピルコンのあみてぃーです♪
今年は、昨年より早くから寒い日が続いていますね🌬
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
ピルコンでは、10月25日19時より恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表清田隆之さんをゲストにお迎えして、#ピルコンルーム no.20「みんなで考える #パートナーシップと性」を開催しました!

当日は、30名以上の方にご参加いただきました~!
今回は、イベントのスライドと共に、その内容を簡単にご紹介します。
より良いパートナーシップを築いていくための「パートナーシップと性」について一緒に考えていきましょう👩🏻‍🤝‍👨🏻

✻「パートナーシップと性」を考えるゲストトーク

今回のメインセッションでは、恋バナ収集ユニット「桃山商事」から代表の清田さんをゲストにお迎えして、「パートナーシップと性」についてのゲストトークを行いました!
清田さんは、これまでなんと1200人以上もの恋愛相談に耳を傾け、現在は恋愛やジェンダーをテーマに様々な執筆活動をされています🖊

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また、恋愛における「男性」について女性から見聞きした事例を収集し、考察していくうちに、それぞれ違う男性であるのにも関わらず、「こんあことをされた」「こんなことを言われた」など非常にそっくりな事例が数多く浮かび上がってきたことから、「男性性」の当事者研究もされているそうです!

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今回のゲストトークでは、清田さんが執筆された著書『よかれと思ってやったのに』のエピソードから、より良いパートナーシップを築くためのポイントをお話しいただきました👀✨

※ここでは、ジェンダー(社会的に期待される、形成される性別役割意識)に焦点をあて、主に「異性愛」「男女」における「性」「人間関係」を取りあげています😌💭

✻「話を聞く」ってどういうこと?

まず始めに、「話を聞かない男たち」という章を題材に清田さんからお話しいただきました。
皆さんは、男性からこのようなことを言われたり、されたり…という経験はあるでしょうか?

・夫に仕事の愚痴を聞いてもらおうとしたら、解決策をいくつも提案された
・男友達と話していても、自分に関係ない話は興味がなさげで、すぐ茶化してくる
・彼氏に悩み相談をしたら、「まとまってから話してくれない?」と返された

これらは、いずれも「話を聞かない男性」の例です。
このような、聞き方をされることで話し手側(この例では「女性」)は、「相手に話が届いた」という感覚を持つことができず、せっかく話したのにむしろモヤモヤが溜まっていってしまいます。
話し手側が、このように感じてしまっていては、しっかりと話を聞いたということにはならないでしょう。
では、改めて「話を聞く」というのは、どういうことなのでしょうか?

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清田さんは、相手の話を聞くために上記の3つのステップが大切だと考えているそうです!
これらステップを意識して、心に留めて話を聞くことによって、話し手の心の中に「自分の話したことがしっかり相手に届いた!」という感覚を持つことにつながり、話し手受け手の両方にとって心地のいいコミュニケーションをとることができます!
性別に関わらず、「今までしっかり『話を聞く』ことができていなかったかも…。」「出てきた事例に心当たりがある…。」という方は、ぜひこの3ステップを心に留めて、実践してみてくださいね🙌🏻

✻あなたの「ごめん」は本当の「謝罪」?

続いて、「謝らない男たち」という章を題材に、本当の意味で「謝る」をいうことはどのようなことなのかについて清田さんにお話いただきました!
先程と同様に、いくつかの例をとりあげていきましょう。

・約束に30分遅刻した彼氏が開口一番、「会議が長引いて」と言い訳して腹が立った
・上司に抗議をしたら、自分の非を認めない上に「まあまあ」となだめられてモヤモヤした
・後輩にミスを指摘したら、過剰に自分を責め始めて面倒に感じた

皆さんはこのようなことを言われたり、されたりした経験はあるでしょうか?

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イベントでは、「謝罪」というものをより分かりやすく知るために、『失敗しない謝り方』(大渕憲一/CCCメディアハウス)という本に掲載されていたフローチャートを通して考えていきました!
今回は、「遅刻」を例に釈明の4タイプについて見ていきましょう。

・遅刻なんてそもそもしていない!→「否認」
・遅刻はしたけれど、その時間で他のことができたからこの遅刻はネガティブなものではなかった!→「正当化」
・会議が長引いたことで遅刻してしまったのだから、遅刻はしたけれど自分は悪くない!→「弁解」
・自分のせいで遅刻してしまってごめんね。→これが本当の「謝罪」

いかがでしょうか?フローチャートに沿って考えてみると、先ほどの例はどれも「謝罪」ではないことが分かりますね。
また、普段自分が「謝罪」だと思っていたことが、実はその他の釈明のタイプであったことに今気づいたという方も多いのではないでしょうか?
とりあえずその場しのぎで謝ったり、理屈を並べてしまったり…それは続けていくとパートナーとの間だけではなく、他者との関係性に悪影響を与えてしまいます。
自分の釈明の傾向について知り、良好な関係性を築いていくための「謝罪」ができるようにこの機会に改めて考えてみませんか?

✻まとめ

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清田さんは、パートナーシップについて考えたり、コミュニケーションを丁寧にとろうと心掛けたりすることはもちろん大切――でもその一方で、色々なエピソードに耳を傾けるうちに、そもそも「男女で見えている世界は全然違うのかもしれない」とも考えるようになったそうです。
そして、男女二元論だけでパートナーシップのすべてについて語ることはもちろんできないけれど、確実に今このようなコミュニケーションの問題や性別による行動の傾向があるのだということについて知り、「前提」の違いを共有することは必要なのではないかと伝えてくださいました📚
最後に、清田さんは性の話だけに関わらず、このようなパートナーシップの土台となる「前提」を共有することで、対等なコミュニケーションについて考えていくことができると思うとお話してくださいました!

➢恋バナ収集ユニット「桃山商事」について詳しく知りたい方はこちらから!
➢今回のゲスト清田隆之さんについてはこちらから!

―今回のイベントを通して―

特に今回登場した、「釈明の4タイプと判断フロー」を通じて、自分自身もパートナーに対してきちんと謝れているだろうか…「正当化」の傾向が少しあるかもしれない…など、自分の「釈明タイプ」の傾向を知り、振り返ることができました。加えて、パートナーとの関係が長期化するにつれて相手に対する思いやりの気持ちが緩まり、「謝る」ことがおろそかになったり、曖昧になったりすることは往々にしてあるのではないかと思いました。
私は、現在パートナーシップについて考えるコミュニティに参加しており、パートナーとの良好なコミュニケーションを取るための方法を絶賛模索中なので、今回の2つのポイントを早速実践しようと思いました😊💗

🗣参加者の声

・この講座を通して初めて知ることはありましたか?

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参加者の100%が「とてもそう思う」「そう思う」と回答してくれました!

・この講座はあなたの役に立つと思いましたか?

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参加者の100%が「とてもそう思う」「そう思う」と回答してくれました!
多くの参加者の方に満足いただけるイベントとなりました~!!

皆さんからは、
🗣「今回のイベントでは、女性側から見た男性のコミュニケーションが主な内容だったが、反対に男性側から見た女性のコミュニケーションについても議論してみたいと思った!」
🗣「パートナーシップの築き方・深め方は人それぞれで色々な考え方や方法があるため、パートナーと話し合っていくことが大切だと感じた。」

などの感想をいただきました😊
ご参加・ご協力いただいた皆様ありがとうございました~✨

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この記事を書いた人*ピルコンフェロー/広報インターン生 あみてぃー🌷
東京女子大学人文学科歴史文化専攻の3年生。パートナーシップコミュニティ「ふたりの教室」公式アンバサダー🎖「人生をデザインするため、性を学ぼう。」というピルコンのキャッチフレーズに惹かれ、メンバーになる。最近の関心事は、パートナーシップとフェムテック用品!

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