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SNSの英語クラスタは終わった

終わりました。

以下に終わった理由をいくつか書いていきます。

🐬1. Webマーケ界隈の隆盛

Webマーケティングというもの自体は昔からありました。
それこそ20年前から存在していました。

海外のマーケティング手法をそのまま日本に持ち込んでいるので、彼らの文体というか表現は違和感が強くすぐにわかります。
これは20年前から変わらぬものです。

それが英語クラスタにも流入してきてしまいました。
いや、正確には以前からも存在はしていました。
ただ、ここまで覇権を握るとは思っていませんでした。
インフルエンサーマーケティングと融合することでnext level になってしまった印象があります。
世界的なアプリケーションに起用されるなど、その存在感の強化は留まることを知りません。

Webマーケの人たちの特徴はいくつかありますが、わかりやすいものをいくつか摘示します。

  • お互いに「いいね・リポスト」をし合うことでインプレッションを増す。

  • お互いに「●●さん!」と固有名詞で呼び合うことで周囲にその存在を印象付ける。

  • Illustratorで作ったであろう美麗な図解をPostする。

  • その図解には誤りが多い。

  • 「苦労してたけど成功した」というエピソードトークを5兆回くらい繰り返す。

  • コーチングサービスやオンラインサロンを開いているけど料金表がない。

  • すぐLINEに誘導してくる。

  • LINEに登録すると有料コンテンツを勧めてくる。

  • 「稼ぐ方法」を売ることで稼ぐ者もいる

というわけでほとんどマルチ商法なのですが、犯罪ではないので彼らを取り締まることはできません。
法的には彼らは悪いことをしていないということになります。
確かにこの立憲民主主義の下、経済活動の自由を謳歌しているだけといえば、それだけです。
高額で、(恐らく)内容も粗悪なコンテンツを販売しているとしても、買い手がそれを承知していれば、健全ではないかもしれませんが、詐欺にはなりません。

グレーゾーンWebマーケ界隈の隆盛。
それが令和の英語クラスタで起きていることです。

長年英語クラスタに身を置いているとわかるのですが、Webマーケの人たちとそれ以外でPostの伸びが全く異なります。
それは先述した互助作用(お互いにいいね・リポストをし合う)によるところもあるのでしょう。
ただ単に英語のことをPostしているだけの人がインプレッションを伸ばすのは非常に難しくなってしまいました。
つまり今後芽が出る可能性が圧倒的に高いのはWebマーケの人間、ということです。

この時点で終わっていると言っても過言ではないのですが、まだ続きがあります。

🐬2. Webマーケを攻撃する人たちがヴィランに見える

🐬1で話したようにマルチ商法じみたWebマーケ界隈が英語クラスタを席巻しています。
それをよく思わない人たちがいます。
それは真面目に英語に向き合ってきた人たちです。

「なんでこんな詐欺まがいのやつらがもてはやされているんだ!」

そう思っても仕方がない、いやむしろ自然だとさえ言えるでしょう。
彼らを便宜上ここでは伝統派と呼ぶことにします。

Webマーケの人たちの特徴として「誤りを含む図解が多い」というものがありました。
これは細かいニュアンスの違いとかではなく、ド派手に間違えていることが多いです。
紹介されている句動詞の意味が全然違うとか、そんな感じ。

誤りを含む図解を示すWebマーケの人たち

さて、こんなものを伝統派の前に出したらどうなるでしょう。
ピラニアの前に血の滴る生肉を置くようなものですね。
結果はご想像の通りです。

伝統派に吊るし上げられるWebマーケの人たち

英語をある程度真面目に学んできた人間から見れば「当たり前の間違えが当たり前に(手厳しく)指摘されている」だけなのですが、英語初心者や英語クラスタ新規参入者の視点からはどう見えるでしょうか。

いつもかわいいイラストでわかりやすい図解をしてくれている人たちが
頭のおかしいジジイどもに絡まれている

ように見えます。
残念ながらこれが現実…。

🐬3. 地獄のサークル・オブ・ライフ完成

つまりこういうことです。

抜け出せない円環の理。
そこに突入してしまいました。

ゆえに英語クラスタはもう"""終わって"""しまったのです。

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