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ひょーどる半生記【人権剥奪編】中1〜中3 第2話「しまじ●う」

ドガッ

極めて大柄な体育教師が小柄な男子生徒の腹部を蹴り上げる。
男子生徒は悶絶しながら体育教師を恐怖と非難の目で見つめる。

体育教師「口で言ってわかんねえやつには、体で教えるしかないだろう。」

この体育教師は別の生徒を冤罪で締め上げたことで坊主頭にしたばかりだった。

体育教師「なんだその目は?お父さんに言いつけるか?いいよ。連れてこい。お父さんもボコボコにしてやる。」

クラスメイト一同から笑いが起きた。
暴力に支配された町、静岡県東部は確かに狂っていた。


ヒトは慣れる動物である。
かくいう私も中学2年生になると、この理不尽な暴力装置に囲まれた環境にも順応してきた。

中学生活といえば当然部活や勉強など色々あったが、当時の私はクワガタ飼育に熱を上げていた。
このnoteでクワガタの話を延々と語ってもいいのだが、恐らく読者諸兄の興味するところではないので、大人しく英語に話を移す。

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