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VRという選択肢が人間に与える最初のとまどい

朝からやらなければいけない
現実世界をザクザク
終わらせて

VRのヘッドセットをつけると

変わらぬその場所が
異世界に次元を変えたような
逃避感と共に
安堵感すらある。

ただ、頭の片隅に
何かやるべき事は忘れてないだろうかという
焦燥感からは解放されない自分に気づく。

VRが浸透していくのも
時間の問題だと

二つの世界が出来る事で
沢山のメリットもあると思う一方で
現実の生身の何かを
失い犠牲にしながらになる。

ヘッドセットをつけても
添い寝しようと寄って来る愛犬は
何も変わらずそこに居て
こちらが驚く。

何故に現実だけでも充分大変なのに
現実のアバターを放置して
別の世界まで手を出すのか。
VR世界の普及を
危惧する流れがあるのを感じる。

改めてヘッドセットをつけていても
鼻の間の隙間からチラッと見える
健気な愛犬に諭されてる気分になった。

これまでの世界とこれからの世界の
はざまに居る気がした。

全てにメリットとデメリットが存在する。

着々と
それらに馴染むように
こちらが進化を促されていくのか
まだまだ結論は出ない
手探りでいくつもり。

愛犬は
信頼してるはずの人から

気づかず踏まれそうになった事に
腹を立てて
自分の寝床に。


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