サラリーマンが大家ビジネスを始めるなら、いつがいい?/ When is a good time for an office worker to start a landlord business?

サラリーマンが「大家ビジネス」を始めるなら、いつがいい?


「サラリーマンが大家ビジネスを
始めるならば、いつがいいですか?」

は、という相談をよくいただきます。

私もサラリーマンでありながら
大家ビジネスを4年前に始めました。

1軒目を買う時
「本当に大丈夫かな?」
とすごく怖かった思い出があります。

実際に、はじめの1歩を踏み出せずに
モヤモヤしている人も多いのでは
ないでしょうか?

「私の周辺で大家業をやりたい」
と本気で考えていた人の中で、

実際に1軒目を買って大家ビジネスを
スタートできた人はだいたい半数ぐらい。

私が見る限り、
躊躇する大きな理由の一つとして、

「退職後に時間ができてから
 始めた方がいいのでは?」

と、気持ちにブレーキがかかり
大家ビジネスを始める時期で
悩む人が多いように思えます。

この記事では、

「サラリーマンが大家ビジネスを
 始めるベストなタイミング」


についてお話しします。

昔みたいに終身雇用が当たり前の
時代ではなくなってきました。

サラリーマンと一括りにしても
1人1人それぞれの状況によって大きく違うので、

ここでは、
「1つの会社に勤め、退職が60歳の人」
を前提としてお伝えしていきます。

1:退職する前に大家ビジネスを始める:理想的には5年以上前。つまり55歳までに開始

1つの会社・役所に長く勤めた場合
まとまった退職金が入ってきます。

退職後の自由な時間を使って勉強し、
手元に豊富にある退職金を使って
大家ビジネスを始めたい、

と思う人が多いかと思います。

ですが、私は退職する前に
大家ビジネスを始めることを
おすすめします。

理由は、大家ビジネスは、
「ノウハウ、経験が重要なビジネス」
だからです。

誰でも最初の1軒目は、
ノウハウも経験もないので、
うまく行かないことも多々あります。

軒数を増やすことで
運用経験が積み重なっていくと、

過去の失敗や反省を生かして
うまく物件を運営して
いけるようになります。

退職金は老後の大切な生活資金です。

少なくとも退職してから
年金がもらえる年齢に達するまでは、
毎月の収入は入らないので、

大きなリスクをして犯して
生活資金を減らすわけにはいきません。

なので、1軒目はサラリーマンとしての
毎月の収入があるうちに始めた方が
精神衛生的にも安心です。

さらに理想的を言えば、
退職の5年以上前に始められると

サラリーマン時代に
2軒目の購入も検討できます。

退職前に2軒分の経験やノウハウがあれば、
退職金をもらった後もそのノウハウを
活かすことができるので、

退職金を使って3軒目を購入しても
自分の運用スキルも養われているので、
失敗する確率を大きく減少できます。

2:1軒目を現金で購入できる貯金がある

大家ビジネスに限らず、
不動産投資全般において

「借金をしてレバレッジを利かせることで
 たくさんの利益を稼ぐことができるから、
 借りれるだけたくさん借りたほうが良い」

という声を耳にします。

ここ最近は、
ずっと低金利時代が続いてきたので
支払う利息が少なく済むこともあり、

手元に貯金がなくても
金融機関から借り入れができれば
すぐにビジネスを始められます。

金融機関からの借金を前提に
不動産ビジネスを推奨する人が
大半かもしれません。

しかし、私はあえて
「借金はできるだけしない」
ことをおすすめします。

理由その1:
借入が始まった時点で”毎月の返済”が始まる

例えば、銀行からお金を借りて
家を買ったとします。

その家が中古で
リフォームが必要な場合、

まず、リフォームをするのに
時間がかかります。

また、リフォーム後も
家賃を支払う入居者を見つけるのにも
時間がかかります。

リフォームが遅れたり
入居者が決まらなかった場合、
その間は家賃収入が入ってきません。

それにも関わらず、
毎月の返済は待ってくれないため、
支払いがずっと続きます。

特に初めて物件を購入した場合、
経験が浅く、入居者が付かない
という不安も大きいです。

さらに、毎月の返済のプレッシャーを
受けることにもなるため、
精神衛生的に厳しくなります。

その点、現金で購入をしていれば
返済に迫られることはないので、
気持ちに余裕ができるのがメリットです。

理由その2:
借金に頼り過ぎて、金銭感覚が狂いやすくなる

金融機関からのお金は、
自分のお金ではないので、

いとも簡単に手に入ることになると、
金銭感覚が麻痺しやすくなります。

なので、私は
「きちっと貯まるまでは投資しない」
ことをおすすめします。

このマインドがあれば、
資金を貯めるモチベーション繋がり、
自分の生活費を見直す機会にもなります。

あとは自分が取れるリスクの大きさ
借金に対する個人の考え方に合わせて、

金融機関から借り入れの割合を
調整していくと良い判断ができます。

以上が、終身雇用型のサラリーマンが
大家ビジネスを始めるベストタイミングです。

たとえ、このパターンに
当てはまらないサラリーマンも
今回の内容を参考にしつつ、

個々の事情に合わせて
始める時期を決めればよいと思います。

共通して言えるのは、

・他の収入(サラリーマン収入など)がある
 うちに始めること

・できるだけ借金をしないで始めること

が私の共通したお勧めポイントになります。

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