【休職24日目・読書記録】蛇にピアス/金原ひとみ
音が苦痛
近所でお祭り?があったようで、午前中からお囃子や太鼓の音、歌声などかなり長い時間爆音で流れており、ただでさえメンタル的に音に敏感になっている私にとっては地獄の時間でした。
一旦音の切れ目があり、瞬間的に眠くなり昼寝。
その後もやたら眠かったりソワソワしたりと落ち着かず、明らかにお囃子の影響を受けている。
昼寝明けももう一回うちの前の道路を練り歩いていたのか爆音のお囃子が。
気が狂いそうになりました。
入浴し、ご飯を食べて原稿に向かうものもやはり頭が回復せず今日は諦めました・・・。
ということで昼寝前後に再読した本をご紹介。
蛇にピアス/金原ひとみ
大好きすぎて何十回も読んでいる本。
10年ぶりぐらいにまともに読み返したかな。
今読むと、もちろん今の金原ひとみさんよりも文章も拙いし比喩もなんだかなっていう感じでしたが、何が刺さったって、あの時代の空気感ですよね。
あの暗い感じ。
暗い中で若いエネルギーだけがあり、その膨大なエネルギーが暗い穴に吸い込まれていくような絶望感。
金原ひとみさんは私の1歳年下だったかな?
デビュー当時高校は行っていないけど17歳でデビューとかだった気がします。
作中にアマがルイに「共感してほしいんだよね」というようなセリフがあるのですが、まさにこの作品を読んだ私は主人公のルイに共感してしまったわけです。
その後金原ひとみさんの作品は全作品読んでいます。
短編だと『憂鬱たち』を何度も読み返しています。
『蛇にピアス』~『オートフィクション』まではどれも私のコピーみたいな女が主人公なのでドはまりしていたのを覚えています。
どれだけ本の断捨離をしても金原ひとみさんの本だけはいつも残ります。
あんまり痛かったりグロかったりが苦手な人は『軽薄』とか『ハイドラ』がおすすめです。
『ハイドラ』はもう紙の本は出版していないようですね。残念。
恋愛体質な人と鬱気質の人はぜひ金原ひとみさん読んでみて欲しいです。
ちなみに私は『蛇にピアス』を読んでからずーっとタトゥーを入れたくて、その夢がまだ消えていません笑
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