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転職で知る「井の中の蛙大海を知らず」

転職が、間違いなく人生のターニングポイントになっていることを
このお題を通して文字として残したいと思います。

どんな転職だった?と聞かれると、この言葉が一番に浮かびます。
「井の中の蛙大海を知らず」
転職活動から順を追って、綴っていきます。

軸が見つかった転職活動

前職:サービス業界の研修担当
現職:サービス業界の人事担当

転職を考えたきっかけとしては、
研修担当として、人が成長する瞬間に携わる中で、もっと入口-出口の深いところで「人」に関わりたいと思い「人事領域」への転職を決めました。

今度は人事領域として研修だけでなく採用などにも携われることを一つの軸として転職活動を開始。
年収も上げたいと思っていたため、本当に色々な業界を受けました。
業界や領域によって全く年収や給与体系も違うことも驚かされました。

”お金” ではなく "事業内容" ”人”
これが、転職活動でたどり着いた自分の軸です。
やっぱり自分が一番心が躍り、ワクワクするのはサービス業界。
”人”が深く関わるこの業界に貢献したいことを改めて実感しました。

そして”一緒に働く人”も重要であること。
この方達と働きたい、この方達と働ければ人として成長できる。
そう思えたのが、転職先に決めた今の会社です。

給与や休みの数は選んだ会社が一番少なかったのですが、
給与を上げたいと思いつつも、自分はやりがいと人を何よりも重視していることにも気づかされました。故に、仕事をしていてネガティブになる瞬間も
この二つが深く関わっていることにも気づけた事がとても大きいです。

どん底の転職1年目

良い上司やチームメンバーの方に迎えられ、始まった新しいステージ。
そんな気持ちとは裏腹に待っていたのは、どん底の日々でした。
何がというと、「自分の実力不足」
仕事内容だけでなく、会議やちょっとした会話にも全くついていけない日々。当日はコロナ禍真っ只中ということもあり、メンバーも試行錯誤で仕事をする中、さらに自分で仕事を見つけられないことにも不甲斐なさを感じる毎日。ある程度スキルがあると思っていた研修業務も全く歯が立たない。
あぁ、これが「井の中の蛙大海を知らず」か。
言葉の意味を体感した瞬間でした。
チームメンバーが良い人ばかりだからこそ、申し訳なさと不甲斐なさで
余計に日々疲弊していきました。

自己研鑽がもたらした光

そんなどん底の中、何をしたかというと、兎に角自己研鑽を積みました。
業務に関することはもちろん、それ以外でも本を読んだり関係する資格の勉強をしたり、セミナーに参加したり。
やり方があっているのか、役に立つのかなどは考えず、とにかく自分のスキルアップに繋がりそうなことは積極的に行いました。
その結果一番大きい変化だったことは”自己効力感”が上がったこと。
動けている自分に自信が付き、今は目に見えなくてもいつか結果に結びつくときがくる。そう思えたことで、気持ちも前向きになり、できないことだけに目を向けるのではなく”できていること”に気付くきっかけになりました。

そして、自己研鑽を積むことで、自分がこの先やりたいこと・ビジョンも明確になり「キャリアコンサルタント」の資格を取得することにも繋がりました。間違いなく、この転職は自分のターニングポイントです。

転職当時の自分に伝えたいこと

このような経験をしてきたことで、当時の自分に声をかけるとしたら
次のような事を伝えたいです。
「最初はできなくて当たり前。だって、会社が違えば文化も仕事内容も仕事の仕方も違う。毎日会社に行けば100点。できない中でも、自分しかできないことがきっとある。」
人事領域に携わる中で、たくさんの中途入社者とも関わっています。
きっと、中途入社者の多くが最初は同じような想いをするはずです。
今度は、私が「最初はできなくて当たり前。焦らなくていい」と伝える立場になれるように。

「井の中の蛙大海を知らず」 だからこそ 「成長できる」
そう思えた、私の転職体験記でした。

#転職体験記  


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