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ロンドン 「アフタヌーンティー」の休日

ロンドンにて、アフタヌーンティーに訪れたこちらのティールームがとても良かったので、ご紹介してみたく。

The Original Maids of Honour

花柄でデコーレーションされたお部屋が可愛く、迷うほど種類がある紅茶やデザートを自分で選ぶことができるメニューにワクワク!

どのティーがお好みですか?

私はアールグレイにしたが、友人の頼んだチャイティーもスパイスが効いていてとても美味だった。ケーキなど甘いものにはアールグレイ、サンドウィッチにはチャイティーが合ったように思う。

ティーポットでたっぷり出してくれるので、仲間といろいろなティーを頼んでシェアすると楽しい!

ケーキはこちらから好きなものを選んで良いとの、なんたるありがたいこと。。

ちなみにこちらのティールームの看板スイーツは、Maids of Honourタルトという名前。食べ物を形容するのは上手くない私なのだが、、イメージはエッグタルトみたいな感じかな。とても美味しい。

実は500年ほど前、ヘンリー8世がこのタルトを食べて大変気に入り、レシピを鉄のボックスに鍵をかけてしまうようにと命じたまでだったそう。その後18世紀頃、あるベーカリーにレシピが伝達され、さらに受け継がれたレシピと共に1850年頃、こちらのティールームがオープンしたとのこと。

ちなみにメニューに「High Tea」と記載があったため、アフタヌーンティーと何か違うのか、Low teaもあるのか(Lowってあまり惹かれない?)、と疑問に思い調べてみたところ、アフタヌーンティーは、ソファーなどに座りLowテーブルでいただく上流階級の軽食。
ハイティーは、ダイニングテーブル(高いテーブルと椅子なのでハイがつく)でいただく、労働者階級の夕食に由来する呼び方だそう。夕食のため、紅茶のほか、お肉や魚も出ることが多かったとのこと。

こちらのティールームでハイティーと呼ばれているところをみると、今はあまり区別なく使われているのかな?ハイティーという呼び方は、それこそ上流階級っぽい印象を持った私だったが、こうした由来があったことは知らなかった。

濃厚なクロテッドクリームと苺ジャムでいただくスコーンも、もちろんアフタヌーンティーのハイライト。

私はいつも甘いものに非常にワクワクするのだが、最終的にはこちらのケーキの甘さにやられるという典型パターンに落ち着き、ありがたく友人に食べてもらった。甘さに強い友人と行くと安心かもしれない。。

そしてベーキング上手な皆さんは、お家でアフタヌーンティーをしてみるのもありだと思う(呼ばれたい)。

場所はKew Gardensという王立植物園の近くで、ロンドン中心部からは移動に1時間程度かかるのだが、Kew Gardensとあわせて訪れる休日もおすすめ。
お値段も£20とありアフタヌーンティーとしてはお手頃な方かと思う(例えば、The Ritzホテルでは£72)。
Kew Gardensやここまでのボートトリップについても、また別の記事で紹介できたらと思う。