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VCで今もっともクリエイティビティが発揮される、コミュニティマネージャーという仕事

私がVCで仕事をはじめて、そろそろ10年になります。

いま、VCでもっとも活躍の幅が広く、クリエイティビティが発揮されて、面白い仕事がコミュニティマネージャという仕事なんではないかと思っています。(もちろん投資担当も面白いですよ!)

なんでそんなことを思っているのか、そもそもコミュニティマネージャーとはどういう人のことを指しているのか、コミュニティマネージャーにどのような未来を見ているのか、綴ってみたいと思います。

VCにおけるコミュニティマネージャーとは?

VCにコミュニティマネージャーと呼ばれる人が登場して、6-7年くらい経ったでしょうか?

コミュニティマネージャーの仕事、それは、文字通り、VCと投資先、LP、そしてその周辺の協力者/関係者(まだ見ぬ協力者/関係者も含む)で「コミュニティ」を作り、その「コミュニティ」をレバレッジさせて、投資先をバリューアップし、そして新しい投資先を増やす仕事なのかなと思います。

代表的な活動として、既存投資先への各種勉強会開催を通じた、ナレッジシェア/横のつながりづくり新規投資先候補へのピッチイベント開催などがあります。

僕は、VCが持つ最も大きな資産が、投資先自体、そして投資先の活動から生み出されるモノ・ノウハウ・ネットワークだと思っています。
VCは活動を進めていくと、多くの投資先、というアセットを持つようになります。そして更に新規の投資先の開拓を進めていきます。

このアセットのハブになり、それを利活用して、ファンドの活動をパワーアップさせていくのが、VCのコミュニティマネージャーの仕事だと思っています。

VCにおけるコミュニティマネージャという仕事の幅の広さ、奥深さ

投資先とのハブになる、と言いましたが、ハブになる切り口もいろいろあり、多岐に渡るテーマでハブになる必要があります。

それは大変かつ、それが職域の幅の広さ、面白さなのかなと思っています。

たとえば、既存投資先はどんな会社でも100%間違いなく、採用課題を持っています。

採用のベストプラクティスは、投資先各所で日々進化しています。

それを勉強会を通して共有するもよし、体系化して資料にして共有するもよし、プロジェクト化して、ベストプラクティスを横展開して、自身で浸透させるもよし。HOWはなんでもいいわけです。

採用のベストプラクティスといっても、営業の採用なのか、エンジニアなのか。
面接のベストプラクティスなのか、ジョブディスクリプションの書き方のベストプラクティスなのか。
採用一つとっても、いろんな角度で探求が必要です。

また投資先から、内部ノウハウを吸い上げることもあれば、外部のパートナーが持っているアセットと連携してもよいわけです。
人材エージェント、人材メディア、人事系SaaS、もしくは大学、研究所、自治体と連携することもありかもしれません。

既存の投資先のノウハウを、(了承を取ったうえで)新規の投資先/社会に還流させ、情報発信をすることで更に情報が集まる、という流れを作りだすこともできるかもしれません。

まさに、なんでもありの可能性は無限大です。

1つ、採用だけをテーマにとってみてみましたが、採用はHRの1領域であり、
人材育成、マネジメント、人事評価、労務管理などなど、テーマの深堀はいくらでもできます。

そして、もちろん、HR以外にもPR、ファイナンスなども、扱うテーマとしては、定番だけでも幅広いです。

また、to Cに特化した、W venturesでは、プロダクト/クリエイティブ・デザイン/マーケティング・ブランディング、などもこれらに並ぶテーマとして扱っていきたい領域です。

以上は既存投資先を中心とした「ハブ」のテーマであり、新規投資先候補、とのハブとしての機能も期待されます。
新規投資先候補向けの資金調達プログラムなども活動領域に入ります。

活動自体がファンドを体現し、ファンドのPRになる、という側面もあります。

ここまで見てきて、コミュニティマネージャーの扱うテーマの広さ、深さ、大切さがわかってもらえたのではないかと思います。


業界の第一人者になれる可能性

コミュニティマネージャー、という仕事は日本のVC20-30年の歴史の中で、前述の通り、ここ6-7年で出てきた職種なのではないかと推察しています。

すでにこのVCにこの人あり、というコミュニティマネージャーの方も出てきていますが、まだ絶対数としては少なく、まだまだ進化の可能性があると考えています。

扱う領域は無限にあり、一人で扱える範囲にも限界があると思いますので、
どこから手を付けるか、どこを重点的にやっていく、はファンドの戦略との整合性を取りながら進めていくことになります。そして、活動をどうレバレッジさせていくか、も考えなくてはいけない点でしょう。

最近はHRスペシャリスト、PRスペシャリストの人を分けて雇用するVCも珍しくないです。
コミュニティマネージャーと彼らの役割分担をどうしていくかは、いろんなパターンがあるかと思います。

どうコミュニティマネージャーという仕事を定義するのか、クリエイティビティが問われるなと思います。

まさに市場変化、環境変化に応じて、柔軟に形を変えていっている、コミュニティマネージャー。
投資先を中心とした、ステークホルダーとのハブになり、クリエイティブに価値創造する仕事を担当する方をW venturesでは募集しています。

ご興味持った方、ぜひ下記をご参考に連絡ください。投資先のみなさんのお役に立ち、ファンド全体の価値が上がり、それを通じて、世の中にお役に立てる仕事を、あなたとしたいです。よろしくお願いしますm(__)m

note読んで、この辺に興味持った!とかメッセいただけると嬉しいです。

【参考】求める人物像
-スタートアップがとても好きだという方
-好奇心旺盛な方
-誰かのために頑張りたいという気持ちが人一倍強い方
-人とのコミュニケーションが好きで得意な方
-縁の下の力持ち的な仕事を地道に遂行できる方
-よりよい仕組み作りに邁進できる推進力を持つ方

【参考】活用できる(そうな)ご経験
-新規事業開発のご経験(ゼロから関係部署を調整しながら事業を立ち上げてきたご経験)
-人材採用/広報・PR業務のご経験(会社が持つ資産を整理整頓し、レバレッジさせてきたご経験)
-勉強会/イベントの企画運営業務のご経験
-SNS/オウンドメディアの企画運営業務のご経験

ご応募/カジュアルに話したい、など興味持っていただいた方は、YOUTRUSTW venturtes ホームページ、ひがしのTwitter@pigashiよりDMお願いします!


※このnote執筆にあたり、インキュベイトファンド コミュニティディレクター清水さんにご意見いただきました。清水さんのnoteもご参考ください。


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