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短文

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詩のような短文小説をまとめました
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変な人に絡まれたらやることはひとつ

変な人に絡まれたらやることはひとつ

突然会ったこともない初めての男に
君は俺の恋人だ と言われた時
こいつマジ何言ってんの、てか誰やねんと思った

『馬鹿につける薬は無い』
まさに今、その言葉が合うなと思った
それほどまでに、目の前の男はk・・・

言葉遣いが悪いのは許してやってほしい
所詮、私の心の中で呟いていることだから。

・・・馬鹿に返す言葉は無いな、と思っていたら
何を勘違いしたのか
にちゃり、と
どこに笑顔を落としてきた

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短文| バイバイ 大切だった君

短文| バイバイ 大切だった君

「どこで間違ったのかな」
不自然に落ちてきた葉っぱを
右足で隠すように踏んだ

昨日はどうだった?
その前は?

このところあわただしく過ぎていくから
君のことなんか、とうの昔に
もうどうでもいい存在になってしまっている

どうでもいい、って
『キライ』よりも酷い言葉だな、と
ちょっと可笑しくなって、誰も居ない公園で声を出して笑った

風がふいて 
軽くなった髪が笑った顔を隠していく
こうして大人

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