プロの仕事

お久しぶりです。
三日坊主を抜け出すことができなかったピエール坂田です。笑


今回のネタは美容室。
本日なにかのご縁でカットモデルをすることになり、とある美容室で練習台となってきました。

経緯といたしましては渋谷で友達を待っていたら声をかけられて、なんか大変そうだと察し、依頼を受けた次第。


私はかれこれ10年近く同じ美容室に通っています。というのも、美容師に対する信用があまり無いからです。いつも行っているところはとても真摯にお仕事をしてくださるので、別のところで中途半端な美容師にお金落とすくらいなら彼に落としたいなと思って美容室を変えていません。

美容師に対する信用が著しく低いのは、たまたま5年くらい前に忙しすぎて一度だけ別のところで切ったら接客も技術も微妙だったこと、あとは何と言っても、巷でよく聞く「女性が付き合ってはいけない3B」の偏見がその要因です。
チャラチャラとしてるイメージがあるんですね。


もしかしたら別の美容師さん、3Bのイメージにあてはまるような美容師さんだったら依頼をお断りしたかもしれません。ですが、今回声かけてきた人は、なんとなーくイメージとは違ったので引き受けました。

とはいえ、どうせ練習台なので、適当に切られて適当な指導が入って適当に終わるだろうなと思っていました。


そして当日、美容室だから絶対押すので予想はしてましたが、やはり時間の変更が。
しかも割と直前の連絡だったのでここ大丈夫か?と思いました。(お腹すいてたのでちょっとキレゲージが溜まりやすくなってたのもある笑)


伝えられた時間に向かうと先日会った人に挨拶され、ちょっと待った後にシャワー台に連れられました。

「この前は何してたんですか」とよくあるトーク
いつものところは10年いってるだけあってもっとラフなのでこの感覚は久しぶり笑
シャワーを受けながらあるあるトークを終わらして、いざカットへ

カットも思ったより短くいったけどまあそこまで何も感じず、スムーズに終わった。
多少ぎこちないと思った瞬間はあったが、いや普通に練習いらないくらいうまいやんけと思った。

そして彼が「師匠を呼びます」と言って上司っぽい人が出てきた。


ここまでは予想通り。
どんな指摘するんだろ、などと思っていたら…


なんとめちゃくちゃ丁寧な指導
色の濃淡、部位ごとの髪の長短の工夫、顔の高さ、見る角度などなど…


え?こんなこだわるの?違いわからんぞ?と思った。
素人にはバレないだろみたいなところまで懇切丁寧に指導していた。
言われなきゃわからないようなところだった。
指導する方も指導を受ける方も曇りなきホンモノの眼をしていた。

めちゃくちゃ深い!めちゃくちゃおもしろいじゃん!

3Bと揶揄される美容師もやはり「プロ」だった。
プロというとそれでお金を稼いでいる人がみんな含まれてしまうのでプロというよりはホンモノと言った感じか


今日は本当にこの依頼を引き受けてよかったと思った。
ホンモノの仕事をしているかしていないかを見極める審美眼を、わずかながらではあるが育てることができたのだ。

なんとも貴重な体験でした。
このご縁に深く感謝です。


それでは、ごきげんよう

#美容 #エッセイ #大学生 #美容師 #美容室 #仕事

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