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エピソード13 『近所の駄菓子屋さん』

こんにちは

この番組は、昭和型板ガラスの話そして、昭和型板ガラスにまつわる想い出の話をお届けする番組です。
お届けするのは、メモリーコレクター 吉田です。

本日ご紹介するのは I 様からいただいた想い出です。

題名は 『 近所の駄菓子屋さん 』です。

それでは、ご覧ください。




『近所の駄菓子屋さん』


家から5分くらいのところに
4畳?ほどの小さなトタン屋根の駄菓子屋さん。

父の子供の頃からあった週末限定で開くお店へ

私も小さい頃から100円握りしめて通っていました。

少し重たい磨りガラスの引き戸を開けて
入り口にある駄菓子の空き箱を取ると、そこに自分で計算してしながらお菓子やくじ引きの紙を入れていきました。

一個、10円か20円(途中から始まった消費税も取らなかったな笑)だったので指で何度も数えました。

80歳を超える店主のおばあちゃんは、勉強だからとお金の計算は最後の会計まで、絶対口出ししないんです。

中学の頃にはお店が閉まりっぱなしになりガラスの先に広がる夢の世界は見られなくなりました。

そして、しばらくすると、更地になりました。

昭和ガラスを見ると

おばあちゃんの顔と夢を与えてくれた素敵な場所が蘇り

感謝の想いが込み上げてきます。




ありがとうございました。

駄菓子屋さん
私も小さい頃同じようなお店に通っていました。
学校帰りには行けなかったので、自転車で行っていたかな〜

あの時に出会ったお菓子達のことは一生忘れないんだろうな〜
ワクワクしてドキドキして自分でお金を支払う. . .
兄と一緒だったので教えてもらっていたような記憶もあり、いっぱいの駄菓子を買って店の前で当たり付きを真っ先に食べていたかな . . .

大きくなると行動範囲が広がり、駄菓子屋さんへいく回数も減ります。
いつの間にか閉まっていたんです。
他にもお店があるからいいや!なんて思っていましたが
今はその時のワクワクがとても懐かしく心に残る場所になっています。
子供の頃の気持ちは忘れないようにしたいなと感じさせる思い出でしたね。

そのお店の前を通るたびに浮かぶ店主の顔とゆっくりと流れていた時間

幼い頃のことを思い、人生を振り返ってみるのも必要なことですね。



想い出を募集しています。


『型板ガラス』の想い出を募集しています。
家にまつわる想い出
生まれ育った場所の風景
伝えたい想い
あなたの中にある『型板ガラス』の想い出を教えてください。
今までお寄せいただいたエピソードは私の想像を超えるお話ばかりでした。
あたたかいお話ばかりではなく、時には辛いこともあったと思います。
その一つ一つのエピソードに家族との絆や大切にしたい想い出が込められています。
『型板ガラス』と共に過ごしたあの頃を思い出してください。
嬉しくて抱き合った仲間
悔しくて泣いたあの時
暑かった昭和の時代のこと
素敵な想い出を募集しています。

このプロジェクトを始めたきっかけは自己紹介でもお話をしましたが、お客さまが型板ガラスを見て懐かしさのあまりに声を出しています。
その声を聞いていると、この型板ガラスには秘めた力があるんだと感じました。
私も小さい頃から今まで46年間、型板ガラスに囲まれて生活をしてきました。
ガラスだけでなく、思い返すと記憶のあちこちに家族との想い出とつながる物や匂い・感触などが蘇ってきます。
型板ガラスは、その中の一つでしかありません。
この一つのきっかけで、家族がいつまでも繋がっていけるような
ステキな日本になれば良いと思っています。

pieni


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