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エピソード17 『古い団地と祖父母の家』

こんにちは

この番組は、昭和型板ガラスの話そして、昭和型板ガラスにまつわる想い出の話をお届けする番組です。
お届けするのは、メモリーコレクター 吉田です。

本日ご紹介するのは W 様からいただいた想い出です。

題名は 『 古い団地と祖父母の家 』です。

それでは、ご覧ください。




『古い団地と祖父母の家』


私にとって型板ガラスには幼少のころ住んだ古い団地の窓ガラスや祖父母の家の印象があります。

作品を受け取って感じたのは、型板ガラスはきっかけが無いと思いださない過去を思い出す切り口でした。

春先は敷地内の桜で花見をした団地であり
夏場はバーベキュー、休日は団地内で鬼ごっこして怒られていました。

そんな団地に使われていたのが型板ガラスです。

団地については親が戸建てを購入し、退去した後に宅地開発で団地は解体されました。

今、近くを通り過ぎてもかつて住んだ団地は無いです。
ですが、頂いた型板ガラスを見るとその幼少を想起させられます。

祖父母の家については、玄関先のガラスに使われていました。

祖父がヘビースモーカーなのできなりの様な色味になっていました。

祖父が堅物だったこともあり、帰省してもゲームの様な遊ぶものもなく 退屈でした。

家の中をフラフラ探索して時間を潰していましたが、型板ガラスのもう一つの印象はその玄関先です。

(家全体が昭和のアイテムでちりばめられている)

日中はさわやかな玄関ですが、西日が入った時がとても物悲しい色味になる玄関でした。

祖父母の家は未だにありますが、このコロナで殊更行けていません。

前述の団地に加え、型板ガラスで想起させられる思い出です。




ありがとうございました。

キッカケになった型板ガラス
今までにも家族の会話が広がった。
久しぶりに実家へ行ってみようかな。
など、型板ガラスがキッカケでつながることがあります。

あの時の. . .
匂いや手の感触。
ふとした瞬間に記憶が蘇ることもあります。

母の実家は、想い出のお話と同じように堅物のおじさんがいました。
当時の遊びは、将棋と池でイモリを捕まえること。
将棋を挑むも小学生の私に勝てるはずもなく、外でイモリや他の生き物を探しに出かけました。
2キロほど歩くと駄菓子屋さんがあったので、当時20円だったガチャガチャを回すのが楽しみでした。
あの感触は今でも覚えています。

田舎で育った子供の頃
川や田んぼで遊んだ経験は今では宝物です。
実家へはよく行くので、子供達も自然と戯れる時間を一緒に楽しみます。
芋掘りなどの農作業も貴重な体験。
壊れたものも自分で直したり、再利用して作り上げる感性を育ててほしい。

ゆっくりとした時間
40年の間に現代の生活に慣れてしまったのか、ゆっくりと時間を過ごしているともったいないと感じてしまう。
何かに追われて生きてきた現代社会から少し遠のいたにもかかわらず、まだ焦っている自分がいます。
豊かな生き方があるのではと始めたこの生活をもっと楽しみたい。
楽しむ中にいろんなアイデアが生まれることもあります。

嫌なことばかり考えていると下を見てしまうけど
上を向いてみよう!
新たな発見が必ず見つかる!




想い出を募集しています。


『型板ガラス』の想い出を募集しています。

家にまつわる想い出
生まれ育った場所の風景
伝えたい想い

あなたの中にある『型板ガラス』の想い出を教えてください。
今までお寄せいただいたエピソードは私の想像を超えるお話ばかりでした。
あたたかいお話ばかりではなく、時には辛いこともあったと思います。
その一つ一つのエピソードに家族との絆や大切にしたい想い出が込められています。

『型板ガラス』と共に過ごしたあの頃を思い出してください。

嬉しくて抱き合った仲間
悔しくて泣いたあの時
暑かった昭和の時代のこと

素敵な想い出を募集しています。

このプロジェクトを始めたきっかけは自己紹介でもお話をしましたが、お客さまが型板ガラスを見て懐かしさのあまりに声を出しています。
その声を聞いていると、この型板ガラスには秘めた力があるんだと感じました。
私も小さい頃から今まで46年間、型板ガラスに囲まれて生活をしてきました。

ガラスだけでなく、思い返すと記憶のあちこちに家族との想い出とつながる物や匂い・感触などが蘇ってきます。
型板ガラスは、その中の一つでしかありません。

この一つのきっかけで、家族がいつまでも繋がっていけるようなステキな日本になれば良いと思っています。

pieni


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