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エピソード9 『何気ない生活』

こんにちは

この番組は、昭和型板ガラスの話
そして、昭和型板ガラスにまつわる想い出の話をお届けする番組です。

お届けするのは、メモリーコレクター 吉田です。

本日ご紹介するのはT様からいただいた想い出です。

題名は 『 光、指先の記憶 』です。

それでは、ご覧ください。




『何気ない生活』

18歳で実家を出て、もう10年以上経ちます。
家族7人で過ごしていたので毎日賑やかでした。

三人姉妹で学生の頃は何かにつけては言い争いになり
居間の引戸をバンッと強く閉め部屋を立ち去ったり
縁側の隅でいじけて丸くなっている時
のんびり昼寝している時
お風呂場のガラスの外側にカベチョロが夜になると居たりなど
家の至る所にざまざきなガラスが使われていました。

花や葉っぱ、ギザギザした物など写真を見るとこんなデザインもあったあった!と少し興奮する今日です。

特別な思い出は無いですが実家での何気ない生活が思い出され、ホッとした気持ちになりちょっとセンチな気分にもなるそんな存在です。




ありがとうございました。

『何気ない生活』 現代とは違う日常があったような気がします。
40年程前の記憶を辿ると何も無かった田舎の自然を駆けて遊んだ日を思い出します。
サワガニやイモリを見つけたり、カマキリやセミを捕まえたり
山の中へ行き秘密基地を作ったり、木に登って木の実を採ったり
何気ない日常が素晴らしい想い出になっています。

そんな楽しみを今の子供達は経験できないと思うと. . .
小さな画面の中に世界が広がっているとは言え
ここは日本、日本に生まれたことに感謝して
しっかりと日本の素晴らしさを再認識することを子供達に教えていきたいと思います。

何気ない生活の中に素晴らしい想い出があると信じて!

このプロジェクトを始めたきっかけは自己紹介でもお話をしましたが、お客さまが型板ガラスを見て懐かしさのあまりに声を出しています。
その声を聞いていると、この型板ガラスには秘めた力があるんだと感じました。
私も小さい頃から今まで46年間、型板ガラスに囲まれて生活をしてきました。
ガラスだけでなく、思い返すと記憶のあちこちに家族との想い出とつながる物や匂い・感触などが蘇ってきます。
型板ガラスは、その中の一つでしかありません。
この一つのきっかけで、家族がいつまでも繋がっていけるような
ステキな日本になれば良いと思っています。

pieni


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