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エピソード10 『母の姿』

こんにちは

この番組は、昭和型板ガラスの話そして、昭和型板ガラスにまつわる想い出の話をお届けする番組です。

お届けするのは、メモリーコレクター 吉田です。
本日ご紹介するのはS様からいただいた想い出です。

題名は 『 母の姿 』です。

それでは、ご覧ください。




『母の姿』

窓越しの母の姿

『夜空』は昔、祖母の台所の窓にありました。

夏休みに従姉妹らと庭で遊んでいると、夕飯の支度をしている母や祖母、叔母たちのシルエットが窓越しに見えました。

思い出話に華を咲かせているらしく賑やかな様子が伝わってきました。

祖母の前では娘に戻る母、伯母の前では妹になる母。

自分の知らない母の姿に妙にソワソワしたものです。

作品を見ていたら、そんな昔の思い出が様々に甦りました。
素敵な作品をありがとうございました。




ありがとうございました。

幼少時には大人の存在は偉大で怖いという感じがしました。
自分が大人になってみると、頭の中は何も変わらない. . . 
小さくて自分の意見も言えなかったあの時のような感覚は今は持ち合わせていませんが、そんな思いを子供達にはさせたくないなと思っています。
できていないかもしれないけど. . .

想い出にある親を見てソワソワする感じは私にもありました。
いつも怖い人が兄弟がいると全然違う顔になる。
そんなことを5歳くらいに思った記憶が蘇りました。
その時の記憶と型板ガラスや家の様子が鮮明に浮かびます。

残せるものは他にもあるかもしれませんが
『型板ガラス』によって想い出をカタチに残せると嬉しいのかな。

昔の思い出が様々に甦ることができる『型板ガラス』にこれからも注目していただけると幸いです。


このプロジェクトを始めたきっかけは自己紹介でもお話をしましたが、お客さまが型板ガラスを見て懐かしさのあまりに声を出しています。
その声を聞いていると、この型板ガラスには秘めた力があるんだと感じました。
私も小さい頃から今まで46年間、型板ガラスに囲まれて生活をしてきました。
ガラスだけでなく、思い返すと記憶のあちこちに家族との想い出とつながる物や匂い・感触などが蘇ってきます。
型板ガラスは、その中の一つでしかありません。
この一つのきっかけで、家族がいつまでも繋がっていけるような
ステキな日本になれば良いと思っています。

pieni



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