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商業施設とコミュニティスペース【マルヤガーデンズ】

鹿児島を訪れた際に「マルヤガーデンズ」に立ち寄りました。

「コミュニティデザインー人がつながるしくみをつくる」(山崎亮,2011,学芸出版社)で取り上げられていたビル。

商業施設に混じって「ガーデン」と呼ばれるコミュニティスペースが各フロアに散りばめられています。
テナントと市民の活動の場が共存しているイメージです。

「コミュニティデザイン」によればマルヤガーデンズが成ったのは2010年、そこから14年経ったことになります。
オープン当初は80のテナントと同時に20のコミュニティプログラムが動き出したということです。
現在は無印良品やLoftが広がるフロアもあり、当初より変化した部分もあるのかもしれません。

外観。大通りに面した立地。
「ガーデン」のイベント情報掲示板
地階では食料品脇で農産物の販売
フロアの真ん中にフライヤー類が。周囲はアパレルのセレクトショップなど。
ショップの脇に奥行きのある通路があり…
大島紬とふれあいの会 反物やそれらを生かした製品が販売されていました。
ガーデンの利用は随時受け付けているよう
こんなイベントもやっていたよう
屋上には晴れた日に映えそうなテラス
鹿児島のまちが一望できる

夕方にちょこっと入ったくらいだったので、ガーデンでのひとびとの営みは断片的にしか見ることができませんでした。

書籍では不登校の子どもが栽培した野菜を販売するNPOが紹介されていましたが、その団体名も見えました。

商業施設だけではないデパート、住民に対してこれがもつ意味は聞いてみないとわからないところではあります。
それでも、機能によって壁や建物や土地をわけてしまうのでないという発想は、今の私たちが必要としていることを示してくれているような気がしました。

自分の地域で実装するには、自分の地域の人と対話を重ねないといけません。
地域に対話の文化があるのかないのかが分水嶺なのかも。

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